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第52回KELESセミナー

11月7日(日)に下記の要領にて第52回セミナーを開催いたします。ご参加、お待ちしております。

日時:2021年11月7日(日)13:00開始予定
開催形態:オンラインセミナー(Zoom利用)
参加費:会員 無料・非会員 1,000円(要事前登録)
参加方法:以下の参加申し込みフォーム(Peatix)から事前参加申し込みをお願いします。11月5日(金)の夕方をめどに、それまでにお申し込みいただいていた方にZoomのリンク等の情報をお送りします。それ以降もお申し込みいただけますが、即時対応は難しくなりますことをご了承ください。

事前参加申し込み:Peatixの画面右の「チケットを申し込む」から

ご入会案内:入会手続きはこちら
11月5日(金)までに年会費納入を含むご入会手続きを完了いただきますと、11月セミナーは会員扱いでご参加いただけます。12月セミナーの会員参加、年度末の紀要・会員情報誌の発行等特典が多数ございますので、是非ご検討ください。

テーマ:「外国語学習における暗示的・明示的知識の役割」

講師:鈴木 渉 先生(宮城教育大学)

題目:「英語学習における暗示的・明示的知識ー日本の小中高大の英語教育への示唆ー」

【概要】

中高6年間真面目に勉強しましたが、大学のイギリス人講師に自分の考えや気持ちを全然伝えられなかった苦い思い出があります。第二言語習得研究では、6年間勉強し身に付いたような知識を明示的知識、ネィティブスピーカーと流暢に話すための知識を暗示的知識と区別されています。暗示的知識を身に付けるには、どのような指導を受けたり、学習をしたりすればいいのでしょうか。また、考えや気持ちを伝えるようになるには、小中高大の教室で学んだ知識はどのように役に立つのでしょうか。このような問いについて、第二言語習得の理論や研究に基づいて、整理したいと思います。

【講師略歴】 

宮城教育大学教職大学院教授。トロント大学博士課程修了。Ph.D.(教育学)。著書に『外国語学習での暗示的・明示的知識の役割』(共編著、大修館書店、2021年)、『Languaging in language learning and teaching』(共編著、John Benjamins、2020年)、『コアカリキュラム対応小中学校で英語を教えるための必携テキスト』(共著、東京書籍、2019年)、『実践例に基づく第二言語習得に基づく英語指導』(共編著、大修館書店、2017年)などがある。東京書籍小学校用検定教科書『New Horizon Elementary』及び中学校用検定教科書『New Horizon: English Courses』の編集委員を務める。

講師:佐久間 康之 先生(福島大学)

題目:「日本人の英語知識の長期的習得プロセスーオンライン学習の実践ー」

【概要】

英単語を覚える際に、時間をかけて頻繁に復習することは重要と思われがちです。しかしながら、複数の大学生を対象とした調査結果から、必ずしもこのことが正しいとばかりは言えないことがわかりました。今回は、毎日約15分間、1ヶ月間程度の授業外で実施しました英単語学習の記憶効果についてお話しします。調査を行いました短時間学習のシステムでは、英単語を難易度ごとに分け、それぞれ2日・4日おきのサイクルで出現させました。学習者は、システム上で英単語の意味を4段階で自己評価しました。分析の結果、自己評価が微視的に上昇すること、その上昇は英単語の出現サイクルや大学によって異なるものの、英単語の難易度に影響を受けにくいこと、が確認されました。これらの結果について英語教育学や認知心理学の知見に基づいて議論したいと思います。

【講師略歴】

福島大学人間発達文化学類教授。筑波大学修士課程修了(教育学修士)。筑波大学助手を経て現職。東北英語教育学会会長、全国英語教育学会副会長、小学校英語教育学会紀要編集委員長及び福島大学附属中学校長を歴任。主な著書に『外国語学習での暗示的・明示的知識の役割』(共編著、大修館書店、2021年)、『英語教育学と認知心理学のクロスポイント:小学校から大学までの英語教育を考える』(共編著、北大路書房、2016年)がある。

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事務局 大阪教育大学 橋本健一研究室内 kelesoffice@gmail.com
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