・日時:2019年10月6日(日)13:00-17:00(12:30受付開始)
・会場:大阪府立大学 I-siteなんば
〒556-8503 大阪府大阪市浪速区敷津東2丁目1−41
南海なんば第1ビル2階・3階 (最寄り駅は大阪メトロ御堂筋線大国町駅 です)
・資料代:会員 無料・非会員 1,000円(要事前登録)
・事前登録:下記にて,事前参加登録をお願いします。
テーマ 「英米文学と英語教育の接点」
【講師】
玉井 史絵(同志社大学)
『文学研究は英語教育にいかに貢献できるのか?』
安田 優 (関西外国語大学)
『 文学を用いた授業の可能性―物語性のある素材を用いて学生の知的興味と学習意欲を高める』
講師紹介・講演概要
玉井 史絵(同志社大学)
【プロフィール】
同志社大学グローバル・コミュニケーション学部教授
同志社大学文学部英文学科卒、文学修士(同志社大学)、MA in TESOL (Temple University), MA in Victorian Literature(University of Leeds)、PhD (University of Leeds)
研究分野:19世紀イギリス小説
主な論文:「文学の教材としての可能性」(藤岡克則他編『ことばとの対話――理論・記述・言語教育』英宝社2019年)、「作家の使命――共感をめぐるポリティクス」(松岡光治編『ディケンズとギッシング――底流をなすものと似て非なるもの』大阪教育図書2018年)、 “A Handkerchief or a Child?: Nicholas Nickleby and the Problem of Copyright” (『ディケンズ・フェロウシップ日本支部年報』2016年)など
主な訳書:ルーシー・ワースリー『イギリス風殺人事件の愉しみ方』(中島俊郎と共訳、NTT出版2015年)など
【講演概要】
実用的コミュニケーション能力の育成が強調される現在の英語教育において、文学や文学研究は不要もしくは非実用的なものとして、排除される傾向にある。しかし、文学研究は英語という「ことば」の教育を様々な側面から、より深く豊かにする可能性を秘めている。本発表では、文学研究が英語教育にいかに貢献できるのかを、言語的側面、文化理解的側面、人格陶冶的側面のそれぞれから実例を交えながら考察する。
安田 優(関西外国語大学)
【プロフィール】
関西外国語大学外国語学部准教授
同志社大学文学部英文学科卒、文学修士(同志社大学)
研究分野:20世紀イギリス小説
主な論文:「E. M. フォースターの科学的世界観の考察―短編「機械は止まる」を通して―」(文学と評論社編『文学とサイエンス― 英米文学の視点から』英潮社 2010年)、「文学・映像作品を用いた英語教育の可能性について」(『北陸大学紀要』第37号 2013年)、「総合的英語力向上を目的とする 動機付けのための一方策」(『北陸大学紀要』第40号 2016年)、「文学作品を活用した英語教育への提言」(『JACET関西紀要』第20号 2018年)、「短編を活用した英語発信力向上の試み―プロジェクト授業の一環として(吉村俊子他編『文学教材実践ハンドブック―英語教育を活性化する―』(英宝社 2013年)、『陽のあたる場所―名作映画完全セリフ集』(安田優・長岡亜生監修 スクリーンプレイ 2015年)など
【講演概要】
英語教育と文学に関しては、文学を用いた授業は受動的であり実践的英語と結びつかないというイメージや、「若者の活字離れ→文学嫌い→教材として不適」というイメージが広まっているように思えます。しかし、文学は本当に英語教育に資するところがないのでしょうか。今回は、学生が英語授業における文学の使用をどのように捉えているのかを契機として、文学作品(や物語性を持つ素材)を用いた授業展開の具体例と可能性、また、それらの素材が学生にもたらしうる効果などについてお話しできればと考えております。
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事務局 大阪教育大学 橋本 健一 kelesoffice@gmail.com
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