ホーム > お知らせ > 関西英語教育学会 第36回KELESセミナーご案内

関西英語教育学会 第36回KELESセミナーご案内

  • 日時:2015年10月31日(土)13:00-17:00(12:30受付開始)
  • 会場:兵庫教育大学ハーバーランドキャンパス
    〒650-0044 神戸市中央区東川崎町1-5-7 神戸情報文化ビル3階
  • 資料代:会員 無料・非会員 1,000円(要事前登録)
    本学会ウェブサイトの参加申込フォームにて,事前参加登録をお願いします。(10月01日より受付開始)

プログラム

テーマ:連携を越えて

12:50-13:00  開会のことば・主旨説明
13:00-14:20  「6年間を見据えた『共有化』の取組み」
増見敦 先生・軽尾弥々 先生(神戸大学附属中等教育学校)
14:40-16:00  「英語によるプロジェクト構築と発信の意義―立命館大学プロ
ジェクト発信型英語プログラムの試みから―」
木村修平 先生・近藤雪絵 先生(立命館大学)
16:00-16:20  フロアとのQ & A セッション
16:20-16:30  閉会のことば

講師紹介・講演概要

増見 敦(神戸大学附属中等教育学校・教諭)

【プロフィール】 神戸大学附属中等教育学校教諭。神戸大学教育学部卒業後,神戸市立赤塚山高等学校(平成5年度~平成11年度),神戸市立葺合高等学校(平成12年度~平成23年度)を経て現職。神戸市立葺合高等学校では平成20年度より4年間,神戸大学附属中等教育学校では平成24年度より3年間英語科主任を務める。現在第4学年(高校1年段階)主任。
論文等 : 増見敦(2015)「高校生ライティングの流暢性の向上に適した指導回数・評価者の検討」『日本教科教育学会第41回全国大会論文集』,増見敦・石川慎一郎(2014)「高校生の英語力を推定する語彙テストの検討―サイズテストと速度テストの比較―」『神戸大学国際コミュニケーションセンター論集』,増見敦・石川慎一郎(2014)「高校生の英語受容語彙力・発信語彙力・ 語彙運用能力の関係」『日本教科教育学会第40回全国大会論文集』,増見敦(2014) 「中高一貫校での英語多読指導の科学―統計,言語分析による,英語力,言語力,自己効力感の変化を予測する科学的指導モデルの提案」『第26回英検研究助成研究報告書』,など。

軽尾 弥々(神戸大学附属中等教育学校・教諭)

【プロフィール】神戸大学附属中等教育学校教諭。LaTrobe大学(オーストラリア メルボルン)応用言語学修士課程修了,専門はLOTE。帰国後,奈良県公立高校英語講師。2006年4月より大阪女学院中学・高等学校教諭。主に高校生の英語授業を担当。2012年神戸にてCELTAコース受講。2013年4月より現職。神戸大学附属中等教育学校5回生を1年生から担当,現在第3学年担当。

 

【講演概要】

本校は,神戸大学の附属学校再編成計画の中で,旧附属明石中学校・住吉中学校を母体に,完全な中高一貫教育をめざす学校として設立されました。附属中学校の上に新たに後期課程(高校段階)を創設するという例は全国的にも珍しく,今年で後期課程発足後3年が経過し,3月に初の卒業生を輩出したばかりの新設校です。
一方,この3年間の変革期に多くの英語科教員が入れ替わりました。英語科スタッフ全員の前任校が全て異なるという「異文化」が共生する中,後期課程発足後の英語科を新しく「創る」という,一般の教員生活の中ではなかなか得ることのできない経験をして参りました。教師も不安,生徒も不安,保護者も不安…。そのような中,我々英語科が大切にしてきたことは,中高「連携」というよりむしろ「共有」。ゼロからの出発から,時間をかけて様々な「共有」の段階を登りつつ,ようやく「連携」,そして次の課題が見えてきました。
今回のセミナーでは,授業実践以前に大切な「英語科組織創り」の中で,昨今の英語教育を取り囲む様々な課題の中から,何を重点に取り上げて本校独自のものに加工してきたか(「共有」の内容),そして誰とどのように共有しようとしてきたか(「共有」のプロセス)についてご紹介させていただきます。また,生徒パフォーマンスの様子もご覧いただきつつ,全学年での授業実践の様子や具体的な指導法,また,プレゼンテーションやスピーキングテスト等のパフォーマンステスト後の指導例,そして本校の実践での成果と課題についてもご紹介させていただきます。
是非,本校の実践を「たたき台」に,今後の英語教育について参会者の皆様と貴重な意見交換を賜れますことを楽しみにしております。

木村 修平(立命館大学・准教授)

【講師プロフィール】木村修平(立命館大学生命科学部生命情報学科 准教授) 2003年5月、ミシガン州立大学社会科学部社会学科、卒業。2006年3月、立命館大学大学院言語教育情報研究科、修了。2010年4月、立命館大学外国語嘱託講師。2014年4月より現職。研究領域は、高等英語教育におけるICTの利活用。Twitter: @syuhei

近藤 雪絵(立命館大学・講師)

【講師プロフィール】近藤雪絵(立命館大学薬学部 講師)
2008年3月、立命館大学大学院言語教育情報研究科、修了。企業研修の講師・コーディネーターを経て、プロジェクト発信型英語の講師及び教材開発等担当。関心領域は、学習者主導を実現するミーティング/カンファレンス・スタイルのクラス運営と機械が苦手でも使える・作れる電子教材開発。

 

 

【講演概要】

立命館大学では、2008年に開学した生命科学部・薬学部から必須英語カリキュラムに「プロジェクト発信型英語プログラム」(Project-based English Program, PEP)を導入しました。2010年に開学したスポーツ健康科学部、そして2016年度に開学予定の総合心理学部でも同プログラムが採用されています。学生自身の興味・関心に基づいてプロジェクトを起ち上げ、ICTを駆使しながら、伝えたいことをアカデミックなフォーマットに落とし込んで英語で発表するという特徴を持つPEPは、学内外の様々な立場の人々を巻き込んで一つの大きなプロジェクトに育ちつつあります。本講演では、PEPの概要をご紹介するとともに、PEPのようなプロジェクト型英語授業が様々な「連携」を創発する装置として駆動する仕組みを考えます。

KELES 第36回セミナーについて

資料ダウンロード

KELES 第36回セミナーご案内 (PDF)

参加申込み、参加申込み後のキャンセル

下記のフォームをご利用ください(10月01日より受付開始)
第36回KELESセミナー参加登録/キャンセル フォーム

お問合せ

事務局 神戸大学 大和知史研究室内 kelesoffice@gmail.com
※お手数ですが@マークを半角文字に置き換えてください。

または次のお問い合わせフォームをご利用ください
事務局お問い合わせフォーム