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第61回KELESセミナー(11月3日開催)

11月3日(日)に下記の要領にて第61回セミナーを開催いたします。ご参加、お待ちしております。

日時:2024年11月3日(日)13:00〜16:35
開催形態:オンラインセミナー(Zoom利用)
参加費:会員 無料・非会員 1,000円(要事前登録)
参加方法Peatix(←コチラのリンクにアクセス)より事前参加申し込みをお願いします。申し込み後、Peatixから届くメールに記載の「イベント視聴ページに移動」から当日Zoomにご接続ください。

上記のPeatixのリンクが作動しない場合「https://keles-seminar-61.peatix.com」へアクセスください。

ご入会案内:入会手続きはこちら

ご入会手続きを完了いただきますと、セミナーへの会員としての参加、年度末の紀要・会員情報誌の発行等特典が多数ございますので、是非ご検討ください。

テーマ:「現場教師の実践知を生かすために学会ができること―改めて問い直す実践研究―」

開会挨拶(13:00-13:10)

話題提供1(13:10-14:10)

講師:藤田 卓郎先生(福井工業高等専門学校)

題目:「実践研究を行う意義や課題:実践研究を進めていく上で考えるべきこと」

概要:本発表では、教師やメンターの視点から実践研究の意義や課題を探り、教師の研究活動を支援するためにできることを考察します。まず、実践研究の定義を概観し、学術研究との類似点や相違点について提示します。そして、実践研究が具体的にどのようなものかを共有するために、アクション・リサーチ(action research)や探究的実践(exploratory practice)など、様々な形態の実践研究の具体例を紹介します。その後、教師が研究についてどのような考えを持っているのかについて考えます。具体的には、教師が実践研究を行う意義について考察するとともに、実践研究を行う上で感じている課題や制約についても、発表者自身の実践研究の経験を交えつつ、これまでに分かっていることを共有します。また、実践研究を支援するメンターの立場から見た場合の実践研究の意義や課題についても議論します。これらの知見をもとに、教師の実践知を生かしながら、教育現場における持続可能な研究活動を支援するために学会ができることや果たすべき役割について皆さんと共に議論することができればと思います

講師略歴:福井工業高等専門学校一般科目教室准教授。University of Essex Language and Linguistics MA in Teaching English as Foreign Language修了。主な著書に『英語教師のための「実践研究」ガイドブック』(大修館、共著)や『はじめての英語教育研究–押さえておきたいコツとポイント–』(研究社、共著)がある。

話題提供2(14:15-15:15)

講師:吉田 達弘先生(兵庫教育大学)

題目:「KELESはPractitioner Researchをどう位置づける?〜紀要編集の経験から〜」

概要:本学会紀要『英語教育研究』には、「投稿論文」と「研究ノート」というタイプの投稿が掲載されています。規定には、「投稿論⽂は、英語教育および広く⾔語教育に関する理論的・実証的研究論⽂」とありますが、「研究ノート」は、「英語授業実践に関する報告」とだけシンプルに書かれています。他の学会誌でも、投稿を研究論文と実践研究(もしくは実践報告)に区分することはよく見かけますが、一般的に、「研究ノート」というと、論文にまでレベルが達していないが、掲載の価値のある報告や覚書、進行中の研究の報告…などと定義されているようです。「英語授業実践に関する投稿はレベルが低いというのか?英語教育の学会なのに!」実は、昨年度までの2年間、学会紀要編集委員長を務める中で、この問いを何度か自問自答しました。一人ではなかなか答えが出ませんので、今回は、紀要編集の経験から(言える範囲で)話題提供し、本学会が現場教師の実践知、Practitioner Researchをどう位置づけているのかについて、参加者のみなさんと考えたいと思います。

講師略歴:兵庫教育大学大学院・学校教育研究科・教授。社会文化理論をベースに英語授業のコミュニケーション、教師教育・教員養成などを研究。近著にDeveloping Reflective TESOL Practitioners Through Teacher Education: Insights from Asia. (Springer)、English Language Teacher Education in East Asia: Global Challenges and Local Responses. (Cambridge University Press)、『英語授業学の最前線』(ひつじ書房)(いずれも共著)など。

指定討論(15:20-15:50)

指定討論者:柳瀬 陽介先生(京都大学)

全体討論(15:50-16:30)

閉会挨拶(16:30-16:35)

協賛

(株)ダンケゼア様 https://www.danke-ja.com/

 ※情報は随時更新していきます。

お問合せ

事務局 KELES事務局 平野 亜也子 kelesoffice@gmail.com
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