関西英語教育学会第31回研究大会

 

日程:2025年6月7日(土)・8日(日)
開場:同志社大学 今出川キャンパス

発表申し込みや参加申し込みなどの情報は、下記特設ウェブサイトにて随時更新していきます。

第31回研究大会特設ウェブサイト

*特設ウェブサイトはGoogleSiteを使用して作成しています.
Google Siteの使用を制限している機関のGoogleIDでログインされたブラウザを使用すると、特設サイトを閲覧できない場合がありますので、その際には、別のブラウザか、ブラウザのシークレットモードを使用してください。

関西英語教育学会 KELES 第28回卒論・修論研究発表セミナー ご案内

関西英語教育学会では、大学英語教育学会(JACET)関西支部外国語教育メディア学会(LET)関西支部との共催で、本年度も下記の要領で「卒論・修論研究発表セミナー」をZoomを使用したオンライン形式で開催いたします。お忙しい時期とは存じますが、多くのご発表ならびにご参加を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

セミナー特設サイト

参加登録フォームやプログラム、予稿集は以下からもアクセスできます。

参加登録はこちらから(発表者・参加者全員)

プログラムはこちら

予稿集はこちら

日時:2025(令和7)年2月9日(日)12:15~16:45
会場:Zoomによるオンライン形式
内容:学部学生による卒業論文・大学院生による修士論文、教職大学院生の実践課題研究報告書・修了論文の研究発表(口頭発表)
なお、本セミナーでのご発表は学会発表としてカウントされませんので、他学会でご発表済みまたはご発表予定のご研究についても奮ってご発表ください。
コメンテーター:主催・共催学会に所属する教員・研究者
参加費:無料
参加方法発表者・参加者とも要事前参加申込。発表者は別途要発表申込。なるべく2日前(2月7日)までに参加申込をお願いします。

研究発表募集

発表資格:学部生・院生(発表者は学会員である必要はありません
申込期間:2024年12月13日(金)〜2025年1月19日(日)まで【厳守】
発表分野:外国語教育、外国文学、言語学および関連分野

発表形式:口頭発表(Zoomでのオンライン発表)
発表時間

<口頭発表>学部生 25分(発表15分、コメント・質疑応答10分)・(教職)大学院生 30分(発表20分、コメント・質疑応答10分)
使用言語
:日本語または英語
予稿集:発表者の方には、2025年1月24日(金)までに、予稿集原稿(A4用紙2ページ以内)をご提出いただきますのであらかじめご承知おきください。

テンプレートのダウンロード→GMT28_template
予稿集(予定)の作成に当たり、サンプルを参照の上作成してください。→sample
テンプレートのご提出については、申込期間終了後に担当者より提出についてのご連絡をいたします。

発表申込方法(※締め切りました)

【発表申し込みフォーム】から、必要事項(発表言語での論文タイトル・キーワード(3~5語)・日本語400字程度または英語250 words程度の発表要旨を含む)を入力・送信してください。 

スペシャルトーク

講師:田地野 彰 先生(名古屋外国語大学教授・京都大学名誉教授)

演題:「英語教育の意味づけ論 ―「意味順」を一例として」

概要:英語教育とは学習者や私たち教師にとってどのような意味をもつでしょうか。たとえば,英語のクラスは学生・生徒・児童一人ひとりにとってどのような場でしょうか英語を学ぶ場?それとも,英語を使用する場?あるいは,同級生や教師との意見交換やコミュニケーションを楽しむ場?などなど(場合によっては,休息の場?)。また,教師やその他のステークホルダーにとってはどうでしょう。こうしたさまざまな関与者の世界観を洗い出し,それらを参考にしながら,新しい意味づけを通してアクションを起こせば創発特性も期待でき,英語教育が抱える諸問題の解決・改善につながるかもしれません。本セミナーでは,英語教育のさらなる内容の充実や発展を期待して,ソフトシステム方法論で用いられる「意味づけ」について議論します。教育文法(学校文法)を例として取り上げ,コミュニケーションの観点から文法を再定義し開発された「意味順」を紹介します。従来の五つや七つの英語の文構造パターンを意味の観点から一つにまとめた「意味順」だからこそ実現できる「あんなことやこんなこと」について,みなさまと一緒に考えたいと思っています。

講師略歴:名古屋外国語大学外国語学部教授。京都大学名誉教授。連合王国ランカスター大学大学院言語学・現代英語研究科博士課程修了。Ph.D.(言語学)。京都大学における最初の教育言語学(英語教育)の研究者として同大学に着任し,全学共通科目としての英語(EGAP)カリキュラム開発に携わる。京都大学国際高等教育院附属国際学術言語教育センター長などを歴任。JACET賞受賞(実践賞と学術出版賞)。研究分野は,教育文法,授業研究,EAP(学術目的の英語)など。

主要著作

  • A new approach to English pedagogical grammar: The order of meanings(編著 Routledge
  • Researching language teaching and learning: An integration of practice and theory(共編著 Peter Lang
  • Team teaching and team learning in the language classroom: Collaboration for innovation in ELT(共編著 Routledge
  • A systems approach to language pedagogy(編著 Springer Nature
  • Towards a new paradigm for English language teaching: English for specific purposes in Asia and beyond(共編著 Routledge)など。

 

現在は,次の専門書(2巻)を執筆・編集中である。

  • English language teaching: Current issues and future prospects I (Volume 1)-Voices of practitioner researchers in Japan
  • Volume 2-Enhancing collaboration with related disciplinesSpringer Nature2025年~2026年刊行予定)

 

 

上記の内容につきまして、変更や修正が生じた場合、本ページに掲載いたしますので、定期的に閲覧いただきますよう、お願いいたします。

第28回卒論・修論研究発表セミナーに関するお問い合わせ

事務局 京都産業大学 平野亜也子研究室内 kelesoffice@gmail.com
※お手数ですが@マークを半角文字に置き換えてください。

 

(会員の皆様)Newsletter メール配信と メールアドレスご確認のお願い

2024年度 第3号の Newsletter から、郵送での配布を止め、 KELES ウェブサイトへの掲載と会員の皆様への一斉メール配信となりますことをご了承ください。
また、メールアドレスの変更等がありましたら、下記フォームにて更新をよろしくお願いいたします。
https://forms.gle/deRoVkjPDa9iMKkr6

第62回KELESセミナー(12月22日開催)

12月22日(日)に下記の要領にて第62回セミナーを開催いたします。ご参加、お待ちしております。

日時:2024年12月22日(日)13:30〜16:40
会場:龍谷大学梅田キャンパス研修室(https://www.ryukoku.ac.jp/osaka_office/access/
参加費:会員 無料・非会員 1,000円
参加方法事前参加申し込みフォームはこちら
※当日参加も可能ですが、会員・非会員にかかわらず、できるだけ2日前(12月20日)までに参加申し込みをお願いします。非会員の方は、事前に参加申し込みをした上で、当日受付で参加費をお支払いください。

ご入会案内:入会手続きはこちら

ご入会手続きを完了いただきますと、セミナーへの会員としての参加、年度末の紀要・会員情報誌の発行等特典が多数ございますので、是非ご検討ください。

テーマ:「デジタル時代の英語授業を考える」

講演1(13:35-15:00)

講師:泉 惠美子先生(関西学院大学)

題目:「児童の思考力と自己効力感を高め,自律的な学びを育む指導と評価」

概要:小学校で外国語科が導入されて4年が経過し、今年度からは学習者用デジタル教科書も活用しつつ、一人一台端末を用いた授業が展開されています。また、個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実を図り、主体的・対話的で深い学びによる授業改善を通して、児童の資質・能力を育成することがめざされています。その際、指導と評価の一体化の観点から、4技能5領域において観点別評価が求められていますが、「知識・技能」のみならず、「思考・判断・表現」や「主体的に学習に取り組む態度」の評価の在り方を考え、児童の有能感や自己効力感、自己調整能力やメタ認知を高めるにはどうすればよいのでしょうか。

本セミナーでは、小学校英語の現状や、授業における活動設計と評価について、これまで取り組んできたCan-Do評価、ルーブリックを用いたパフォーマンス評価、eポートフォリオ評価、などを取り上げ、実践例も紹介しながらお伝えできればと思います。また、その背景にある学力観やコミュニケーション能力、非認知能力などについても共に考えられれば幸いです。

講師略歴:関西学院大学教育学部・教育学研究科教授(Ph.D.)。兵庫県立高等学校教諭、兵庫県立教育研修所指導主事、京都教育大学教授等を経て現職。編著書に『最新小学校英語内容論入門』『最新小学校英語教育法入門』(研究社)、『英語スピーキング指導ハンドブック』(大修館書店)、『「深い学び」を促す小学校英語授業の進め方』(教育出版)など多数。文部科学省検定済教科書(小中高)著者。教員養成・教員研修に広く携わる。

講演2(15:10-16:35)

講師:加賀田 哲也先生(大阪教育大学)

題目:「人格形成をめざす英語教育って本当に実践できるの?」

概要:学習指導要領では、外国語(英語)教育の「目標」は、コミュニケーションを図る資質や能力を育成することとあります。では、「目標」の上位概念である「目的」はどうでしょうか?つまり「何のためにコミュニケーションを図る資質や能力」を育成するのでしょうか?教育基本法にあるように、教育の目的が「人格の完成」であるならば、外国語(英語)教育の目的も当然「人格の完成」を目指すべきと考えます。本セミナーでは、英語の教え方に関する多様なアプローチやメソッドがある中、学習者の「人格形成」に資する英語教育(Humanistic Language Teaching: HLT)を取り上げ、その目標や言語活動の設計のポイント、進め方などについて考えていきます。また校種別に実践例も紹介していきます。

講師略歴:現在、大阪教育大学教授。州立ワシントン大学(University of Washington)にてB.AおよびM.Aを取得。大阪大学より博士号(人間科学)取得。英語授業研究学会理事(前・会長)、日本児童英語教育学会理事、関西英語教育学会理事。編著書に『最新 小学校英語内容論』『最新 英語教育法入門』(いずれも研究社)、共著書に『英語授業改善への提言』(教育出版)、『心を育てる英語授業、はじめました―教師たちの挑戦と実践(仮)』(研究社、来年1月刊行予定)など。文部科学省検定済教科書英語(小・中・高)の著者。

 

お問合せ

事務局 KELES事務局 平野 亜也子 kelesoffice@gmail.com
※お手数ですが@マークを半角文字に置き換えてください。

または次のお問い合わせフォームをご利用ください
事務局お問い合わせフォーム

 

第61回KELESセミナー(11月3日開催)

11月3日(日)に下記の要領にて第61回セミナーを開催いたします。ご参加、お待ちしております。

日時:2024年11月3日(日)13:00〜16:35
開催形態:オンラインセミナー(Zoom利用)
参加費:会員 無料・非会員 1,000円(要事前登録)
参加方法Peatix(←コチラのリンクにアクセス)より事前参加申し込みをお願いします。申し込み後、Peatixから届くメールに記載の「イベント視聴ページに移動」から当日Zoomにご接続ください。

上記のPeatixのリンクが作動しない場合「https://keles-seminar-61.peatix.com」へアクセスください。

ご入会案内:入会手続きはこちら

ご入会手続きを完了いただきますと、セミナーへの会員としての参加、年度末の紀要・会員情報誌の発行等特典が多数ございますので、是非ご検討ください。

テーマ:「現場教師の実践知を生かすために学会ができること―改めて問い直す実践研究―」

開会挨拶(13:00-13:10)

話題提供1(13:10-14:10)

講師:藤田 卓郎先生(福井工業高等専門学校)

題目:「実践研究を行う意義や課題:実践研究を進めていく上で考えるべきこと」

概要:本発表では、教師やメンターの視点から実践研究の意義や課題を探り、教師の研究活動を支援するためにできることを考察します。まず、実践研究の定義を概観し、学術研究との類似点や相違点について提示します。そして、実践研究が具体的にどのようなものかを共有するために、アクション・リサーチ(action research)や探究的実践(exploratory practice)など、様々な形態の実践研究の具体例を紹介します。その後、教師が研究についてどのような考えを持っているのかについて考えます。具体的には、教師が実践研究を行う意義について考察するとともに、実践研究を行う上で感じている課題や制約についても、発表者自身の実践研究の経験を交えつつ、これまでに分かっていることを共有します。また、実践研究を支援するメンターの立場から見た場合の実践研究の意義や課題についても議論します。これらの知見をもとに、教師の実践知を生かしながら、教育現場における持続可能な研究活動を支援するために学会ができることや果たすべき役割について皆さんと共に議論することができればと思います

講師略歴:福井工業高等専門学校一般科目教室准教授。University of Essex Language and Linguistics MA in Teaching English as Foreign Language修了。主な著書に『英語教師のための「実践研究」ガイドブック』(大修館、共著)や『はじめての英語教育研究–押さえておきたいコツとポイント–』(研究社、共著)がある。

話題提供2(14:15-15:15)

講師:吉田 達弘先生(兵庫教育大学)

題目:「KELESはPractitioner Researchをどう位置づける?〜紀要編集の経験から〜」

概要:本学会紀要『英語教育研究』には、「投稿論文」と「研究ノート」というタイプの投稿が掲載されています。規定には、「投稿論⽂は、英語教育および広く⾔語教育に関する理論的・実証的研究論⽂」とありますが、「研究ノート」は、「英語授業実践に関する報告」とだけシンプルに書かれています。他の学会誌でも、投稿を研究論文と実践研究(もしくは実践報告)に区分することはよく見かけますが、一般的に、「研究ノート」というと、論文にまでレベルが達していないが、掲載の価値のある報告や覚書、進行中の研究の報告…などと定義されているようです。「英語授業実践に関する投稿はレベルが低いというのか?英語教育の学会なのに!」実は、昨年度までの2年間、学会紀要編集委員長を務める中で、この問いを何度か自問自答しました。一人ではなかなか答えが出ませんので、今回は、紀要編集の経験から(言える範囲で)話題提供し、本学会が現場教師の実践知、Practitioner Researchをどう位置づけているのかについて、参加者のみなさんと考えたいと思います。

講師略歴:兵庫教育大学大学院・学校教育研究科・教授。社会文化理論をベースに英語授業のコミュニケーション、教師教育・教員養成などを研究。近著にDeveloping Reflective TESOL Practitioners Through Teacher Education: Insights from Asia. (Springer)、English Language Teacher Education in East Asia: Global Challenges and Local Responses. (Cambridge University Press)、『英語授業学の最前線』(ひつじ書房)(いずれも共著)など。

指定討論(15:20-15:50)

指定討論者:柳瀬 陽介先生(京都大学)

全体討論(15:50-16:30)

閉会挨拶(16:30-16:35)

協賛

(株)ダンケゼア様 https://www.danke-ja.com/

 ※情報は随時更新していきます。

お問合せ

事務局 KELES事務局 平野 亜也子 kelesoffice@gmail.com
※お手数ですが@マークを半角文字に置き換えてください。

または次のお問い合わせフォームをご利用ください
事務局お問い合わせフォーム

 

第60回KELESセミナー(10月6日開催)

10月6日(日)に下記の要領にて第60回セミナーを開催いたします。ご参加、お待ちしております。

日時:2024年10月6日(日)13:20〜16:20
開催形態:オンラインセミナー(Zoom利用)
参加費:会員 無料・非会員 1,000円(要事前登録)
参加方法Peatix(←コチラのリンクにアクセス)より事前参加申し込みをお願いします。申し込み後、Peatixから届くメールに記載の「イベント視聴ページに移動」から当日Zoomにご接続ください。

上記のPeatixのリンクが作動しない場合「https://keles-seminar-60.peatix.com」へアクセスください。

ご入会案内:入会手続きはこちら

ご入会手続きを完了いただきますと、セミナーへの会員としての参加、年度末の紀要・会員情報誌の発行等特典が多数ございますので、是非ご検討ください。

テーマ:「ICT―そのごくありふれた日常の中で,英語教育にどう活用するか」

開会挨拶(13:20)

講演1(13:30-14:50)

講師:篠原 弘樹先生(松蔭中学校・松蔭高等学校教諭)

題目:「中高6年間、毎日オンライン英会話&ICT活用でどう変わる?その取り組みと実践の紹介」

概要:中高6年間で世界に通用する英語力を身につけてほしいとの願いから、2020年度にグローバルコースを立ち上げました。このコースで実践している2つの取り組みを紹介させていただきます。

1つ目は「オンライン英会話×教科横断×探究」です。ここでは、オンライン英会話を活用し、他教科と連携しながら探究的な学習を行います。例えば、保健や技術家庭科と連携し、出生率を学習テーマにする際には、世界中の先生に「理想の子どもの人数は?」とインタビューして調査を行います。2つ目は「Canva、Teams、ChatGPT、画像生成AIなどを活用した英語授業」です。ICTツールを利用して発音チェックや創作活動を実施し、英文のフィードバックを通じて精度を高めたりしています。英語スキルだけでなく、現在のデジタル社会で求められるスキルをも同時に身につけることを目指しています。

これらの取り組みを通じて、ICTツールを活用した実践例とその成果についてお話しできればと思います。まだまだ試行錯誤中の部分もありますが、ご意見など頂けたら恐縮です。どうぞよろしくお願いいたします。

講師略歴:大学院で英語学(語法研究)を専攻し、英語教育ではESP(English for Specific Purposes)教材の開発に携わる。高校・大学非常勤を経て、2013年度より松蔭中学校・高等学校へ。2020年度より、松蔭中学グローバル・ストリーム(GS)コース、及び松蔭高等学校グローバルリーダー(GL)コース主任。

マイクロソフト認定教育イノベーター(MIEE:Microsoft Innovative Educator Expert)、知育菓子先生®(クラシエ) 2024~、Canva 認定教育アンバサダー(Teacher Canvassador)。

講演2(15:00-16:20)

講師:山村 潮音先生(高松中央高等学校教諭)

題目:「『ふつうの教員』が『ふつうの生徒』に行った個別最適・協働的な学びを取り入れた授業実践」

概要:高松中央高校の生徒はいたって「普通」です。bとdの違いも分からない中、『三単現のs』を一生懸命に理解しようとしています。しかし集中力は長く続かず、本気を出すのは締切直前の10分間。基本的に提出物は「作業」と化します。もちろん、先生の言うことを素直に聞く真面目な生徒も数人おり、中には英語をネイティブレベルで操る子(日本語勉強中)もいます。このようにクラスは多様性で溢れており、『個別最適な学び』や『協働的な学び』を実践するには絶好の環境です。

私自身についていえば、残念ながら勉強が得意な方ではありません。大学受験では国立の教育大学に落ち、当時新設されたばかりの私立大学で教育を学びました。教員4年目になりましたが、周りの先生方の能力の高さに焦る日々です。ただ、教育に対する熱意だけは一丁前にある、いたって「普通」の教員です。

そんな生徒たちと私が行う授業では、ほとんどの時間、子どもたちが自由に動き回っています。私が黒板の前に立つこともほとんどありません。もしこんな研究授業を行えば、間違いなく批判の嵐でしょう。しかし、私はこの授業に自信と誇りを持っています。今回はその理由をお話しします。

講師略歴:https://my.prairie.cards/u/shion.yamamura

閉会挨拶(16:20)

 ※情報は随時更新していきます。

お問合せ

事務局 KELES事務局 平野 亜也子 kelesoffice@gmail.com
※お手数ですが@マークを半角文字に置き換えてください。

または次のお問い合わせフォームをご利用ください
事務局お問い合わせフォーム

 

関西英語教育学会第30回研究大会

 

日程:2024年6月8日(土)・9日(日)
開場:龍谷大学 大宮キャンパス(予定)

発表申し込みや参加申し込みなどの情報は、下記特設ウェブサイトにて随時更新していきます。

第30回研究大会特設ウェブサイト

*特設ウェブサイトはGoogleSiteを使用して作成しています.
Google Siteの使用を制限している機関のGoogleIDでログインされたブラウザを使用すると、特設サイトを閲覧できない場合がありますので、その際には、別のブラウザか、ブラウザのシークレットモードを使用してください。

関西英語教育学会 KELES 第27回卒論・修論研究発表セミナー ご案内

関西英語教育学会では、大学英語教育学会(JACET)関西支部外国語教育メディア学会(LET)関西支部との共催で、本年度も下記の要領で「卒論・修論研究発表セミナー」を開催致します。お忙しい時期とは存じますが、多くのご発表ならびにご参加を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

参加登録はこちらから(発表者・参加者全員)

発表申込はこちらから(発表者のみ)

プログラムはこちら

日時:2024(令和6)年2月12日(月・祝)12:15~16:45(11:45受付開始)
会場:立命館大学 大阪いばらきキャンパス(A棟 中ウイング)
内容:学部学生による卒業論文・大学院生による修士論文、教職大学院生の実践課題研究報告書・修了論文の研究発表(口頭発表)
なお、本セミナーでのご発表は学会発表としてカウントされませんので、他学会でご発表済みまたはご発表予定のご研究についても奮ってご発表ください。
コメンテーター:主催・共催学会に所属する教員・研究者
参加費:KELES・JACET・LETいずれかの会員は無料、これらの学会の非会員は500円(教員・学生とも)
参加方法発表者・参加者とも要事前参加申込。発表者は別途要発表申込。なるべく2日前(2月10日)までに参加申込をお願いします。

研究発表募集

発表資格:学部生・院生(発表者は学会員である必要はありません
申込期間:2023年12月15日(金)〜2024年1月21日(日)まで【厳守】
発表分野:外国語教育,外国文学,言語学および関連分野
発表形式:口頭発表
発表時間

<口頭発表>学部生 25分(発表15分,コメント・質疑応答10分)・(教職)大学院生 30分(発表20分,コメント・質疑応答10分)
使用言語
:日本語または英語
予稿集:発表者の方には、2024年1月26日(金)までに、予稿集原稿(A4用紙2ページ以内)をご提出いただきますのであらかじめご承知おきください。発表者の方にはテンプレートをお送りします。

テンプレートはダウンロードも可能です.→GMT26_template

予稿集(予定)の作成に当たり,サンプルを参照の上作成してください.→sample

発表申込方法

以下の【発表申し込みフォーム】より,必要事項(発表言語での論文タイトル・キーワード(3~5語)・日本語400字程度または英語250 words程度の発表要旨を含む)を入力・送信してください。

【発表申し込みフォーム】

 

スペシャルトーク

講師:望月 正道 先生(麗澤大学外国語学部・教授)
演題:「生きる力を育てる英語の授業」

概要
学習指導要領では「生きる力」の育成がすべての校種の目標として挙げられています。「生きる力」は、学校行事や部活動だけでなく、授業を含むすべての学校活動で育成することが求められています。まず、「生きる力」とはなにか、なぜそれを育成する必要があるのかについて考えます。つぎに、「生きる力」の3つの構成要素のそれぞれを、英語科の授業の中でどのように育成することができるのかについて、みなさんと一緒に考えてみたいと思います。具体的には、英語の知識・技能の育成、思考力・判断力・表現力の育成、主体的協働的な深い学びについて、英語の授業でどのように育成できるのかについて考えます。

講師略歴
東京外国語大学学士、エセックス大学大学院応用言語学修士、スウォンジー大学応用言語学博士
大妻女子大学嵐山女子高等学校教諭を経て、麗澤大学外国語学部講師から助教授、教授。東京外国語大学大学院、文教大学、大東文化大学で非常勤講師の経験。研究分野は、第二言語語彙習得研究・英語教員養成。著書には、高等学校英語コミュニケーション教科書Heartening I/II/III 代表著者、『最新英語科教育法入門』(研究社)、『英語で教える英語の授業: その進め方・考え方』(大修館書店)、『大学英語教育学会基本語リスト 新JACET8000 The New JACET List of 8000 Basic Words』(桐原書店)、『英語語彙の指導マニュアル』(大修館書店)、『英語語彙指導の実践アイデイア集 活動例からテスト作成まで』(大修館書店)など。

 

上記の内容につきまして、変更や修正が生じた場合、本ページに掲載いたしますので、定期的に閲覧いただきますよう、お願いいたします。

プログラムはこちら

第27回卒論・修論研究発表セミナーに関するお問い合わせ

事務局 京都産業大学 平野亜也子研究室内 kelesoffice@gmail.com
※お手数ですが@マークを半角文字に置き換えてください。

 

第59回KELESセミナー(12月17日開催)

12月17日(日)に下記の要領にて第59回セミナーを開催いたします。ご参加、お待ちしております。

日時:2023年12月17日(日)13:00〜17:00
会場:龍谷大学梅田キャンパス研修室(https://www.ryukoku.ac.jp/osaka_office/access/
参加費:会員 無料・非会員 1,000円
参加方法事前参加申し込みフォームはこちら
※当日参加も可能ですが、会員・非会員にかかわらず、できるだけ2日前(12月15日)までに参加申し込みをお願いします。非会員の方は、事前に参加申し込みをした上で、当日受付で参加費をお支払いください。

ご入会案内:入会手続きはこちら

ご入会手続きを完了いただきますと、セミナーへの会員としての参加、年度末の紀要・会員情報誌の発行等特典が多数ございますので、是非ご検討ください。

テーマ:「効果的な英語音声・スピーキング指導法」

講演1(13:10-14:40)

講師:中川 智皓先生(大阪公立大学)

題目:「スピーキング力向上のための即興型英語ディベート」

概要:本講演では、即興型英語ディベートを用いたスピーキング力向上に関する内容を紹介します。即興型英語ディベートとは、ある1つの論題が与えられ、肯定側チームと否定側チームに分かれ、一般聴衆であるジャッジを説得します。肯定側か否定側かは主催者によって決められ、ディベータ自身で選ぶことはできません。より説得力(議論の中身、説明の仕方など)があったチームが勝ちとなります。ディベートには様々な種類のものがありますが、本ディベートはパーラメンタリーディベートと呼ばれるパブリックスピーチ形式のディベートを元に、学校授業の50分で完結できるよう設計したものです。即興型英語ディベートでは、英語でのスピーキング力、論理的思考力、幅広い知識、プレゼンテーション力、コミュニケーション力など複数のスキルが効果的に育まれます。ここでは、コミュニケーション場のメカニズムデザインの観点、またゲームの特性に着目し、生徒のモチベーション向上も含めた理論的、実践的な取り組みを紹介します。

講師略歴:東京大学大学院工学系研究科産業機械工学専攻博士課程修了、博士(工学)。現在、大阪公立大学工学研究科機械工学分野 准教授。寝屋川市教育委員(兼任)。学生時代にディベートに出会い、東京大学英語ディベート部を設立。大学生英語ディベート世界大会にて日本新記録を樹立するなどが評価され、2006年に東京大学総長賞を受賞。その後、文科省事業や教育委員会との連携による公教育への即興型英語ディベートの推進活動に従事。2014年に一般社団法人パーラメンタリーディベート人財育成協会(PDA)を設立、代表理事。

講演2(14:50-16:20)

講師:靜 哲人先生(大東文化大学)

題目:「音声指導の心・技・体 〜音連続とリズム可視化のための英文マークアップの試み〜」

概要:英語は文字で見た時と音を聞いた時のイメージギャップが大きく、それが発音やリスニングの上達の妨げになっている側面があります。そこでMS-wordやPowerPoint上で可能な簡易なマークアップ(装飾)を文字に施してそのギャップを小さくする試みを紹介します。(MS-wordやPowerPointを用いるのは、普段の授業で手軽に生徒に投影してみせたり、配布プリントに使用することを想定しているためです。)教師によるマークアップ結果を提示することからはじめ、最終的には学習者にマークアップを試みさせることで、音連続とリズムに対する意識レベル・敏感さレベルの向上をねらいます。

講師略歴:東京外国語大学卒業後、都内の私立中学校・高等学校にて教員キャリアをスタート。現職を続けながらコロンビア大学ティーチャーズカレッジ(東京キャンパス)よりMA in TESOL. 福島工業高等専門学校、関西大学(在職中に英・レディング大学よりPh.D.)、埼玉大学を経て、現在、大東文化大学教授。英語授業の方法論とくに音声指導の方法を追求中。主著に『英語授業の大技・小技』『英語授業の心・技・体』(研究社)、『日本語ネイティブが苦手な英語の音とリズムの作り方がいちばんよくわかる発音の教科書』『(同)リスニングの教科書』『(同)単語の教科書』(テイエス企画)、Reading in More Action(金星堂 2024年度新刊)、Writing Accelerator(松柏社2024年度新刊)など。

 

お問合せ

事務局 KELES事務局 平野 亜也子 kelesoffice@gmail.com
※お手数ですが@マークを半角文字に置き換えてください。

または次のお問い合わせフォームをご利用ください
事務局お問い合わせフォーム

 

第58回KELESセミナー(11月12日開催)

11月12日(日)に下記の要領にて第58回セミナーを開催いたします。ご参加、お待ちしております。

日時:2023年11月12日(日)13:00〜16:50
開催形態:オンラインセミナー(Zoom利用)
参加費:会員 無料・非会員 1,000円(要事前登録)
参加方法Peatix(←コチラのリンクにアクセス)より事前参加申し込みをお願いします。申し込み後、Peatixから届くメールに記載の「イベント視聴ページに移動」から当日Zoomにご接続ください。

上記のPeatixのリンクが作動しない場合「https://keles-seminar-58.peatix.com/」へアクセスください。

ご入会案内:入会手続きはこちら

ご入会手続きを完了いただきますと、セミナーへの会員としての参加、年度末の紀要・会員情報誌の発行等特典が多数ございますので、是非ご検討ください。

テーマ:「今こそ充実したリーディング指導を!」

講演1(13:10-14:40)

講師:細田 雅也先生(成城大学)

題目:「英文読解の認知メカニズム: テキストからの学習とその指導に向けて」

概要:現代社会においても,私たちが新しい知識を得るうえで「読むこと」は依然として中心的な役割を担っています。しかしながら,そもそも,何ができれば英文を「理解した」と言えるのでしょうか?例えば,英文に書いてあることを解釈できれば,著者が伝えるメッセージを理解していると言えるのでしょうか?はたまた,英文をうまく和訳できれば,その内容を理解したと言えるのでしょうか?本講演では,このような英文読解がどのような行為なのか,どのように定義されるのかについて,テキスト理解研究の理論的,実証的知見からお話しいたします。そして英文読解の認知メカニズムに基づき,読解を通した知識の獲得「テキストからの学習」を考察し,それに向けた指導のあり方を検討します。リーディングの指導は何を目指すべきか,何を英文の理解の指標とすべきか,どのように生徒の理解をサポートすべきか,理論と実践の両面から,先生方と考えていけますと幸いです。

講師略歴成城大学文芸学部英文学科准教授 博士(言語学)
青山学院大学文学部英米文学科卒業,筑波大学大学院人文社会科学研究科修了
東京都市大学共通教育部講師,北海道教育大学教育学部釧路校准教授を経て,2023年4月より現職
専門は応用言語学,英語教育,外国語文処理・文理解
2023年 全国英語教育学会 学会賞 (学術奨励賞)
2019年 大学英語教育学会 JACET賞 (論文部門)
2018年 全国英語教育学会 学会賞 (学術奨励賞) 等を受賞

講演2(14:50-16:20)

講師:中野 達也先生(駒沢女子大学)

題目:「リーディング力や速読力向上の具体的なトレーニング方法」

概要:中高教員時にいわゆる受験指導をしたのは東京都立白鴎高等学校に勤務した最後の11年間だけでした。高3の指導をした時に、「センター試験の問題が時間内に終わりません。どうしたらいいですか?」という質問を受けました。それをきっかけに、速読指導に興味を持ちました。生徒たちに速読力をつけるためにできることは何でもやりました。速読練習そのものの他、音読指導や多読指導が速読力を向上するのに役立つことがわかりました。セミナーではそのことについて実践例をご紹介します。また、「心内音読」の存在が速読力に大きく関わっていることがわかってきました。速読時にどんな読み方をしているかアンケート調査をした結果とwpmとの関係について調査及び実験を行いました。生徒たちが心内音読をしているとすれば、速読は単語の数で表すwpmではなく、音節数で表すspm(syllables per minute)と大きく関係するのではないかと考え、速読指導にも活用しました。その点についてもご報告いたします。

講師略歴:東京学芸大学大学院修士課程修了(教育学修士)。上智大学博士後期課程満期退学。公立中学、高校、中高一貫校の教諭を32年間務めた後、駒沢女子大学教授。平成 11年度には東京都の交換教員として、オーストラリアのシドニーで日本語教育に従事した。第60回読売教育賞優秀賞、第48回 ELEC賞A部門受賞。アルク教員セミナー、ELEC教員研修会などの講師も務める。令和4年度『中学生の基礎英語レベル2』(NHKラジオ)の講師。主な著書に、 検定教科書「ALL Aboard ! I・II・III 」 (東京書籍)、 「教科書だけで大学入試は突破できる」 (大修館書店)、「1日5分! 英文法リアクション・トレーニング基礎編 / 応用編」 (アルク)などがある。

 

お問合せ

事務局 KELES事務局 平野 亜也子 kelesoffice@gmail.com
※お手数ですが@マークを半角文字に置き換えてください。

または次のお問い合わせフォームをご利用ください
事務局お問い合わせフォーム

 

第57回KELESセミナー(10月1日開催)

10月1日(日)に下記の要領にて第57回セミナーを開催いたします。ご参加、お待ちしております。

日時:2023年10月1日(日)13:00〜17:00
会場:龍谷大学梅田キャンパス研修室
参加費:会員 無料・非会員 1,000円
参加方法事前参加申し込みフォームはこちら
※当日参加も可能ですが、会員・非会員にかかわらず、できるだけ2日前(9月29日)までに参加申し込みをお願いします。非会員の方は、事前に参加申し込みをした上で、当日受付で参加費をお支払いください。

ご入会案内:入会手続きはこちら

ご入会手続きを完了いただきますと、セミナーへの会員としての参加、年度末の紀要・会員情報誌の発行等特典が多数ございますので、是非ご検討ください。

テーマ:「AIを活用した効果的な英語の教授と学習」

講演1(13:10-14:40)

講師:水本 篤先生(関西大学外国語学部・外国語教育学研究科)

題目:「生成系AIを活用した英語教育実践の可能性と課題」

概要:OpenAIが2022年11月30日にChatGPTを公開して以来、世界中で大きな反響を呼び起こしています。その人気の一因は、高品質な対話AIを無償で利用できる点にあります。ChatGPTの利用は、学習者自身が英語学習の効果を高めるために使用する可能性を持っているだけでなく、私たちの教育現場での教材開発や授業準備、そして実際の指導にも活用できます。本講演では、ChatGPTをはじめとするBing、Bardのような生成系AIを英語教育実践において、どのように効果的に活用できるかについてお話します。具体例として、講演者が取り組んでいるライティング授業におけるピア・レビュー活動にChatGPTによるフィードバックを取り入れた際の学習者の反応を報告します。また、ChatGPTを含むコーパスに基づいて作成されたツールは単独で使用するのではなく、有機的に組み合わせて使うように指導するアプローチが望ましいと考えられるため、実践・研究において利用できるフレームワークを紹介し、今後の展望や課題を議論します。

講師略歴:関西大学 外国語学部・外国語教育学研究科 教授。専門はコーパスの教育利用,語彙学習方略,言語テスティング。近年はコーパスを利用した学習と指導に関する研究を主に進めている。著作に,『外国語教育研究ハンドブック【増補版】― 研究手法のより良い理解のために』(2023年, 松柏社, 共編著),『ICTを活用した英語アカデミック・ライティング指導―支援ツールの開発と実践―』(2017年, 金星堂,編著)などがあり,専門に関する論文は Language Learning, Research Methods in Applied Linguistics などの国際ジャーナルに掲載されている。

講演2(14:50-16:20)

講師:柳瀬 陽介先生(京都大学国際高等教育院)

題目:「AI活用の決定要因としての教育観と学習観―英語学習者が「語彙学習では間違うことが必要」と自覚するまで―」

概要:AIは、英語学習者を大きく支援しうる。しかしテクノロジー使用の成果は、使用者の価値観によって方向づけられる。ゆえにAI使用が、例えば過度に管理的・抑圧的なら、英語学習者の英語使用が消極的になることもありうる。AI活用では、教育観と学習観が決定的に重要である。本講演は、発表者が英語ライティング授業の一部で実施したAI (ChatGPT: GPT-3.5) を使った対話的語彙学習課題について報告し考察を加える。多くの学生はこの課題に対して、「タイパ」(=費やした学習時間とそれに対して得られる得点の割合)からすれば不合理なほどの多くの時間を費やして熱心に取り組んだ。毎週のレポートが複数枚に及ぶ者や、レポートをすべて英語で書く者も珍しくなかった。学生が書く例文も学期当初は曖昧で稚拙な短文であったが、課題提出を重ねるにつれ、質と量の両面で大きく向上した。学期後半には、複数の学生が、「語彙を身につけるためには、できるだけ具体的な描写をした長い文を多く書き、その間違いから学ぶ必要がある」といった述懐をした。講演ではこの課題について、授業で大切にした教育観と学習観の点などから考察する。

講師略歴:京都大学国際高等教育院教授。同院附属国際学術言語教育センター英語教育部門長。教養・共通教育の英語ライティングやリスニングを担当し、反省的実践者としての力量を高めることを目指す。所属大学で積極的に英語を使う研究者や学生を対象にしたインタビューも行う(https://www.i-arrc.k.kyoto-u.ac.jp/english/interviews_jp)。研究では、哲学的な概念で言語教育実践の知恵を分析することを主なアプローチとする。博士号(教育学)は広島大学より授与。研究・教育上の知見は積極的にブログで公開している(https://yanase-yosuke.blogspot.com/)。

 

お問合せ

事務局 KELES事務局 平野 亜也子 kelesoffice@gmail.com
※お手数ですが@マークを半角文字に置き換えてください。

または次のお問い合わせフォームをご利用ください
事務局お問い合わせフォーム

 

関西英語教育学会第29回研究大会

 

日程:2023年6月10日(土)・11日(日)
開場:大阪教育大学天王寺キャンパス
発表申込締切5月14日(日)23:59←締め切りました

参加申し込みやプログラムなどの詳細は、下記特設ウェブサイトからお願いします。

第29回研究大会特設ウェブサイト

*特設ウェブサイトはGoogleSiteを使用して作成しています.
Google Siteの使用を制限している機関のGoogleIDでログインされたブラウザを使用すると、特設サイトを閲覧できない場合がありますので、その際には、別のブラウザか、ブラウザのシークレットモードを使用してください。

関西英語教育学会 KELES 第26回卒論・修論研究発表セミナー ご案内

関西英語教育学会では、大学英語教育学会(JACET)関西支部外国語教育メディア学会(LET)関西支部との共催で、本年度も下記の要領で「卒論・修論研究発表セミナー」を開催致します。お忙しい時期とは存じますが、多くのご発表ならびにご参加を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

参加登録はこちらよりお願いいたします(発表者・参加者全員)

発表申込はこちらよりお願いいたします(発表者のみ)

プログラムはこちら

日時:2023(令和5)年2月12日(日)12:00~16:50変更となりました
会場:オンライン会議ツールZoom
内容:学部学生による卒業論文・大学院生による修士論文、教職大学院生の実践課題研究報告書・修了論文の研究発表(口頭発表)
コメンテーター:主催・共催学会に所属する教員・研究者
参加費:無料
参加方法発表者・参加者とも要事前参加申込。発表者は別途要発表申込。参加申込は、2月11日(土)12:00締切といたしますZoom接続先と発表予稿集は、事前参加申込された方に2月11日(土)中にメールでお知らせ、送付します。

研究発表募集

発表資格:学部生・院生(発表者は学会員である必要はありません
申込期間:2022年12月16日(金)〜2023年1月20日(金)まで【厳守】
発表分野:外国語教育,外国文学,言語学および関連分野
発表形式:口頭発表
発表時間

<口頭発表>学部生 25分(発表15分,コメント・質疑応答10分)・(教職)大学院生 30分(発表20分,コメント・質疑応答10分)
使用言語
:日本語または英語
予稿集:発表者の方には、2023年1月27日(金)までに、予稿集原稿(A4用紙2ページ以内)をご提出いただきますのであらかじめご承知おきください。発表者の方にはテンプレートをお送りします。

テンプレートはダウンロードも可能です.→GMT26_template

予稿集(予定)の作成に当たり,サンプルを参照の上作成してください.→sample

発表申込方法

以下の【発表申し込みフォーム】より,必要事項(発表言語での論文タイトル・キーワード(3~5語)・日本語400字程度または英語250 words程度の発表要旨を含む)を入力・送信してください。

【発表申し込みフォーム】

 

スペシャルトーク

講師:竹内 理 先生(関西大学教授)
演題:「信じれば救われる?―英語学習における自己効力感、学習方略、自己調整の役割について」

概要

今期の学習指導要領の中では、目標設定(goal-setting)・学習計画(planning)・振り返り(reflection) ・感情制御(emotional regulation)といったメタ認知 (metacognition) や自己調整 (self-regulation) に関わる概念や能力が強調され、その具現化に向けた手段としての学習方略 (learning strategies) や自己調整方略 (SR strategies) の果たす役割が重要視されている。しかし、正直、何かが足りないのではないか。この講演では、外国語学習方略に関する研究や、メタ認知・自己調整に係るこれまでの研究を概観したのち、前述した「何か」に相当すると私が思っている概念、つまり自己効力感 (self-efficacy)やマインドセット(growth/fixed mindsets)をはじめとしたability beliefsについて焦点をあて、その役割について検証しながら、学校における英語教育へどのような示唆が可能なのかを考察していきたい。といっても、それほど真面目な話ばかりしない(あるいは出来ない)ので、脱線も乞うご期待!

講師略歴

関西大学教授(大学院外国語教育学研究科・外国語学部)。専門は英語教育学・応用言語学(学習方略・動機づけ・自己調整学習など)および ICTの教育利用。神戸市外国語大学・同大学院(英語学)、モントレー国際大学院(英語教育学;フルブライター)を修了後、外国語学習方略の研究で兵庫教育大学連合大学院より博士号(学校教育学)を取得。主な著作・論文に『より良い外国語学習法を求めて』、『外国語教育研究ハンドブック』(松柏社)、『達人の英語学習法』(草思社)、Language learning strategies: Insights from the past and directions for the future. In X. A. Gao (Ed.), Second handbook of English language teaching (Springer), Situating metacognition in context. In M. C. W. Yip (Ed.), Cognition, metacognition and academic performance (Routledge). などがある。LET学術賞・論文賞、JACET学術賞の各賞を受賞。小・中・高の検定教科書の執筆や、様々なレベルでの教員研修にも積極的に携わっている。お城について語り出すと止まらない城マニアでもある。

上記の内容につきまして、変更や修正が生じた場合、本ページに掲載いたしますので、定期的に閲覧いただきますよう、お願いいたします。

プログラムはこちら

*Zoomの最大人数の関係上、参加は200名程度で締め切らせていただきます。 

第26回卒論・修論研究発表セミナーに関するお問い合わせ

事務局 京都産業大学 平野亜也子研究室内 kelesoffice@gmail.com
※お手数ですが@マークを半角文字に置き換えてください。

 

第54回KELESセミナー 会員限定アーカイブの公開(公開期限:2023年1月末日)

2022年9月24日(日)に行いました第54回KELESセミナーのアーカイブを会員限定で公開いたします(公開期限:2023年1月末日)。
以下のリンクからご視聴ください。
ただし、視聴にはパスワードが必要です。パスワードは、すでに送付しておりますニューズレター(2022年11月号)に記載しています。

アーカイブリンク

 

第56回KELESセミナー(12月18日開催)

12月18日(日)に下記の要領にて第56回セミナーを開催いたします。ご参加、お待ちしております。

日時:2022年12月18日(日)13:00開始〜16:00予定
開催形態:オンラインセミナー(Zoom利用)
参加費:会員 無料・非会員 1,000円(要事前登録)
参加方法Peatix(←コチラのリンクにアクセス)より事前参加申し込みをお願いします。申し込み後、Peatixから届くメールに記載の「イベント視聴ページに移動」から当日Zoomにご接続ください。

上記のPeatixのリンクが作動しない場合「https://keles-seminar-56.peatix.com/」へアクセスください。


ご入会案内:入会手続きはこちら

ご入会手続きを完了いただきますと、セミナーへの会員としての参加、年度末の紀要・会員情報誌の発行等特典が多数ございますので、是非ご検討ください。

テーマ:「高校英語『論理・表現』をどう指導し,どう評価するか」

講師:横川博一先生(神戸大学 大学教育推進機構 教授)

題目:「高校英語『論理・表現』で育てたい力―教科書をどう使うか」(13:10-14:20)

概要:現行の学習指導要領のもとで高等学校の英語に登場した『論理・表現』。従前の『英語ⅡC』,『ライティング』,『英語表現』の流れを汲むものですが,まったく新しい科目と言ってよいでしょう。いったいどんなことを狙った科目なのか,どんな能力をどんなふうに育成すべきなのか,これまでの指導の仕方はどう変わるのか,そういったことがあいまいなまま,一年が経とうとしているかもしれません。高等学校の先生方はそれぞれにいろんな創意工夫を凝らした授業を展開されていることと思いますが,話すこと・書くことの力をどう身につけていくのがよいか,それをどう評価したらよいかについて,私が編集に携わった教科書を例に挙げながら,また,大学入試問題にも触れながら,『論理・表現』で育てたい力とは何かを考えてみたいと思います。

講師:溝畑保之先生(常翔学園中学校高等学校 教諭)

題目:「『テーマ作文』,『スピーキングテスト』,『定期考査』 をつなげて生徒の『自律性』を伸ばそう」(14:30-15:50)

概要:私の長年にわたる4技能統合型の授業の経験から、「論理・表現」では、①技能獲得(skill getting)の指導と②技能使用(skill using)の指導を並行して進めることを推奨したい。①では、意味と形式を重視し、音読とドリルで定着を図る。②では、次のa)-c)の一連の技能使用活動のなかで技能をリサイクルする。a)スピーキング: 教科書にあるテーマで、ペアでHeuristic Questions(HQs)を利用→b)essay: 個人でスピーキングに基づくライティング→c)essay- based pair interview: 作成した4つのessayをもとに、 ランダムに設定したペアが評価者の前でHQsでやり取りする様をルーブリックで評価。 定期考査では類似したテーマで自由作文を課す。新教科書はアウトプットをゴールに逆向きに設計され、これらの指導と親和性がある。またこれらの活動で高校生の「自律性」を伸ばすためのフィードバックの例を紹介する。 ルーブリックをオンラインの授業支援ツール、Google Workspace for Educationでどう活用し、3観点別評価とするかについても議論したい。

講師略歴:常翔学園中学校高等学校教諭 桃山学院教育大学講師 大阪公立大学講師。大阪府立高校で4技能型の実践を行い、指導教諭を経て現職。「英検」研究助成(第8回 、第17回)入選。2011年度大阪府優秀教職員等表彰。『英語指導ハンドブック』ー5シリーズ(大修館書店)分担執筆。 論文発表、口頭発表多数。

お問合せ

事務局 KELES事務局 平野 亜也子 kelesoffice@gmail.com
※お手数ですが@マークを半角文字に置き換えてください。

または次のお問い合わせフォームをご利用ください
事務局お問い合わせフォーム

 

第55回KELESセミナー(11月13日開催)

11月13日(日)に下記の要領にて第55回セミナーを開催いたします。ご参加、お待ちしております。

日時:2022年11月13日(日)13:00開始〜16:00予定
開催形態:オンラインセミナー(Zoom利用)
参加費:会員 無料・非会員 1,000円(要事前登録)
参加方法Peatix(←コチラのリンクにアクセス)より事前参加申し込みをお願いします。申し込み後、Peatixから届くメールに記載の「イベント視聴ページに移動」から当日Zoomにご接続ください。

上記のPeatixのリンクが作動しない場合「https://keles-seminar-55.peatix.com」へアクセスください。


ご入会案内:入会手続きはこちら

ご入会手続きを完了いただきますと、セミナーへの会員としての参加、年度末の紀要・会員情報誌の発行等特典が多数ございますので、是非ご検討ください。

テーマ:「英語授業におけるICT活用:効果的な指導と評価」

講師:ラボレット エリザベス ホリー パフ先生(京都産業大学)

題目:「『ライブクイズアプリ』ー理論的・実証的な根拠に基づいた効果的な使い方ー」(13:05-14:25)

概要:

様々な教育機関でBYOD (Bring Your Own Device)化が進む中、教員が学生に端末を使わせながら、効果的な学習を促す授業を進めることが不可欠となってきています。このテクノロジーを使って効果的な学習を促す一例として、KahootやPear Deckのような「学生全員参加型ライブクイズアプリ」があります。今回のセミナーでは、初心者の先生方にもすぐにお使いいただけるPear Deckというアプリを紹介させていただきます。

最初に「学生全員参加型ライブクイズアプリ」について説明いたします。その中で、ご参加の先生方にはPear Deckというアプリを生徒の立場から体験していただきます。併せて、こちらのアプリの使用方法がどのような学習理論や実証研究に基づいているのか説明させていただきます。最後に、ワークショップの形態を取り、Pear Deckアプリの使い方を先生方に体験していただきます。学生やクラスの特徴、様々な条件下でアプリを使える方法をご提案させていただきます。Pear Deckを利用するため、グーグルのアカウント(Gmail等)が必要ですので、事前に用意いただければ幸いです。

講師略歴:京都産業大学外国語学部の准教授として、学部と研究科の科目を担当している。学部の「World Englishes」というコースで、日本ムードル協会の2020年度ベスト・ムードル・オープン・コース賞を受賞した。2020年春学期には「外国語学部オンライン授業緊急対策チーム」の一員として、教員のICT使用をサポートしはじめた。研究テーマは、コンピューター支援言語学習(CALL)、教員のプロフェッショナル・ディベロップメント及びランゲージセンター研究である。

講師:濱田彰先生(神戸市外国語大学)

題目:「英語授業の『めんどくさい』から始めるICT活用術」(14:30-15:50)

概要:日々の授業運営には「めんどくさい」が付き物です。手間暇かけてやる必要があると分かっていても、面倒なものは面倒です。指導や評価において「めんどくさい」と感じた時こそが英語の授業にICTを導入するチャンスです。本セミナーでは、日々の授業でどのような「めんどくさい」が発生した時にICTが活躍するのかをお話しします。最近は様々な校種においてBYODが実現するなど、学校教育におけるICT環境は整いつつあります。一方で、ICT環境は整ったものの、それを使って何をすれば良いのかがわからないという声もよく聞きます。ICTを上手く活用するためには、日々の学校業務の面倒くささに立ち返り、それがICTで解決できるのかを見通すことのできる感覚を養う必要があります。そこで、ICTにはどのような役割が期待されていて、どのような系統にあるアプリケーションが、どのような問題を解決しうるのかについて一緒に考えましょう。

講師略歴:神戸市外国語大学英米学科准教授。筑波大学大学院博士課程修了(博士・言語学)。専門は語彙学習、リーディング、およびテスティング。主な著書に『英語学習の科学』(分担,研究社,2022年)、『Rによる教育データ分析入門』(共著,オーム社,2021年)、『初等外国語教育』(分担,ミネルヴァ書房,2018年)などがある。

お問合せ

事務局 KELES事務局 平野 亜也子 kelesoffice@gmail.com
※お手数ですが@マークを半角文字に置き換えてください。

または次のお問い合わせフォームをご利用ください
事務局お問い合わせフォーム

 

第54回KELESセミナー

9月24日(土)に下記の要領にて第54回セミナーを開催いたします。ご参加、お待ちしております。

日時:2022年9月24日(土)12:50〜16:00(予定)
開催形態:オンラインセミナー(Zoom利用)
参加費:会員 無料・非会員 1,000円(要事前登録)
参加方法Peatix(←コチラのリンクにアクセス)より事前参加申し込みをお願いします。申し込み後、Peatixから届くメールに記載の「イベント視聴ページに移動」から当日Zoomにご接続ください。

上記のPeatixのリンクが作動しない場合「https://keles-seminar-54.peatix.com/」へアクセスください。

ご入会案内:入会手続きはこちら

ご入会手続きを完了いただきますと、セミナーへの会員としての参加、年度末の紀要・会員情報誌の発行等特典が多数ございますので、是非ご検討ください。

テーマ:「主体的・対話的・深い学びを促す英語授業―CLILから学ぶ―」

第1部 講演(13:00-14:20)

講師:笹島茂先生(CLIL教育研修研究所)

題目:「主体的・対話的・深い学びを促す英語授業―CLILから学ぶ―」

概要:CLILは、日本では英語教育の一端として理解されるようになってきましたが、実は「多様な学び、誰にも公平、インクルーシブな教育(Diversity, equity and inclusion: DEI) 」という方向性で動いています。「主体的・対話的・深い学び」の基本は学習者です。しかし、本当に言葉どおりに学習者が主体でしょうか?結局、やらせているのではないでしょうか?その点を議論します。CLIL は具体的な指導法があると考えている人がいますが、誤解です。また、教師も「主体的・対話的・深い学び」をCLILを通して振り返る必要があります。その点も議論したいと思います。NPO法人CLIL教育研修研究所(CLIL-ite)を立ち上げたのもその趣旨からです。5月からCLIL教員研修プログラム(CTEP)を始めました。英語授業に少し異なる視点を取り入れたいと考えました。現状に満足できない方は立ち止まって話を聞いてみてください。

講師略歴:CLIL教員研修研究所理事長、元東洋英和女学院大学教授.元日本CLIL教育学会(J-CLIL)会長.元大学英語教育学会(JACET)理事・監事.最終学歴:PhD (the University of Stirling, Scotland) .  主な研究領域:英語教育, CLIL, 言語教師認知, 教師教育.『教育としてのCLIL』(2020),『学びをつなぐ小学校外国語教育のCLIL実践』(2020), 『CLIL新しい発想の授業』(2011).『言語教師認知の動向』(2014). 『CLIL 英語で学ぶ国際問題』(2022),『CLIL 英語で学ぶSDGsの基礎』(2022).『高校英語教科書Grove English Communication Ⅰ』(2022), 他著書多数。趣味:ミュージカル・演劇鑑賞

第2部 ワークショップ(14:30-15:10/15:20-16:00)

講師:中田葉月先生 (甲南女子大学)

題目:「思考の深化を促すCLIL授業ーICTを活用してー」

概要:今までに身につけた知識や技能を活用し、仲間と協働しながら学習するCLIL(内容言語統合型学習)は、学習指導要領が育成を目指す資質・能力の三つの柱そのものであると考えます。CLIL授業では, 児童・生徒の発達段階に応じた言語指導を進めることで, 児童・生徒の学習意欲を向上させることができるとされています。

発表者は特にCognition(思考)を重視し、授業の中に協働しながら思考する場面、そしてそこに場面と一致した英語表現をインプットすることで、英語表現の獲得が進むと考えます。思考場面はタブレットパソコン等ICT機器が下支えとなることで、さらに思考が促進されます。授業では、児童が、ティーチャートークを聞きながら単語が書かれたカードを実際に操作することで、文構造に気づく活動、また、思考ツールを活用し、考えを分類する活動を行いました。

本発表では、思考する場面を設定した小学校でのCLIL実践を紹介するとともに、その一部を実際に体験していただきます。

講師略歴:大阪教育大学大学院修了(教育学修士)。甲南女子大学准教授。

小・中学校教員、教育委員会指導主事、公立幼稚園長を経て現職。大阪府優秀教職員受賞。日本CLIL教育学会理事、小学校英語教育学会大阪理事。日本英語検定協会第33回「英検」研究助成に「CLIL(内容言語統合型学習)におけるフォーカス・オン・フォームでの指導が児童に与える影響」で入選。

著書には、『小・中学校で取り組む はじめてのCLIL授業づくり』(大修館書店, 2020年 分担執筆)、『とっておき! 魅せる! 英語授業プラン 思考プロセスを重視する[中学校・高校]CLILの実践 教科の学習内容を深め、英語力を磨く指導法』(明治図書, 2020年 分担執筆)がある。また主な論文に「異文化理解教育を通した小学校英語科の取組」『中部地区英語教育学会紀要』 49がある。

講師:柏木賀津子先生(四天王寺大学)

題目:「CLIL×SDGsをトピックにしてーグローバル視野を取り入れた大学でのワークショップ実践ー」

概要:Focus on Formの指導法と、CLILに出会ったのは、ヨーロッパに住んでいた2000年の頃であった。マノリというイギリスから来た先生が、街の旧市街の写真を持ってきてギャラリーの様に並べながら、「どこが違う?」と問うので、友人と私はそれを見て回り、「へえ、18Cはこんなところに教会があったなんて。」と英語で会話をして楽しんだ。コロンブスの常宿があった港と“There used to be….” は時空を表すのにぴったりな表現と感じた。数年を経て、あれが、Focus on Formであり、CLILにおける「内容×文構造」のシナジーであったと気づいたが、あんな授業がしたいなという原風景である。

本WSでは、日ごろの大学生との講義から、「サイエンス×英語」「SDGs×CLIL」などの取り組みを紹介したい。21世紀の社会には答えのない問題が次々と起こる。言葉や文化の異なりを超えて対話するシチズンシップを育てたいという願いがある。CLILでは、SLA(第2言語習得理論)のコツを活かして「梯子掛け」になる言語活動をひねり出すことが面白いところである。リスナーの皆さんとコツの話をしながら進めたいと思っている。

講師略歴:四天王寺大学教授・グローバル教育センター長 /京都大学博士(学術) 教員経験19年、教育委員会指導主事2年、大阪教育大学12年勤務後、四天王寺大学1年目。21世紀型スキルとグローバル社会に目を向ける授業に取り組んでいる。スペイン在住3年間に、外国語習得プロセスに興味を持ち、CLIL授業を実践。2019年、フィンランド国のユバスキュラ大学客員研究を通してフィンランドの教育とグローバルリーダーシップに関する共同研究を推進中。日本CLIL教育学会副会長 開隆堂英語テキスト編集等 趣味は、サウナ、水泳、スペイン料理、観劇など。

主な論文・著書:

How does a usage-based approach cultivate procedural knowledge of the morphological structure (-ed): Using dictogloss tasks (2022) ARELE, 33, 159-174.

『とっておき!魅せる!英語授業プラン 思考プロセスを重視する中学校・高校CLILの実践』2020年 明治図書

お問合せ

事務局 KELES事務局 平野 亜也子 kelesoffice@gmail.com
※お手数ですが@マークを半角文字に置き換えてください。

または次のお問い合わせフォームをご利用ください
事務局お問い合わせフォーム

 

関西英語教育学会第28回研究大会

 

日程:2022年6月11日(土)・12日(日)

形態:オンライン(Zoomを利用した同期型の予定)
発表募集種別:研究発表・事例報告
発表募集締切5月17日(火)23:59(延長しました!)

事前参加登録等、詳細は下記特設ウェブサイトよりお願いいたします。

第28回研究大会特設ウェブサイト

*特設WebサイトはGoogleSiteを使用して作成しています.
Google Siteの使用を制限している機関のGoogleIDでログインされたブラウザを使用すると,特設サイトを閲覧できない場合がありますので,
その際には,別のブラウザか,ブラウザのシークレットモードを使用してください.

関西英語教育学会 KELES 第25回卒論・修論研究発表セミナー ご案内

関西英語教育学会では、大学英語教育学会(JACET)関西支部外国語教育メディア学会(LET)関西支部との共催で,本年度も下記の要領で「卒論・修論研究発表セミナー」を開催致します。お忙しい時期とは存じますが、多くのご発表ならびにご参加を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

*2月10日(木)19時半に、それまでに事前参加登録していただいた皆さまにZoom情報等を含む参加のご案内をお送りしました。もしお手元に届いていない場合は事務局までご連絡いただけましたら幸いです。

*2月10日(木)に一時的に事前参加登録申し込みフォームへのリンクが切れておりました。申し訳ございません。現在は復旧しています。

事前参加登録はこちらよりお願いいたします。

プログラムはこちら

日時:2022(令和4)年2月11日(金・祝)9:30~17:30(予定)
会場:オンライン会議ツールZoom

内容:学部学生による卒業論文・大学院生による修士論文、教職大学院生の実践課題研究報告書・修了論文の研究発表(口頭発表)
コメンテーター:主催・共催学会に所属する教員・研究者

参加費:無料

研究発表募集

発表資格:学部生・院生(発表者は学会員である必要はありません
申込期間:2021年12月16日(木)〜2022年1月21日(金)まで【厳守】
発表分野:外国語教育,外国文学,言語学および関連分野
発表形式:口頭発表
発表時間

<口頭発表>学部生 25分(発表15分,コメント・質疑応答10分)・(教職)大学院生 30分(発表20分,コメント・質疑応答10分)
使用言語
:日本語または英語
予稿集:発表者の方には,2022年1月28日(金)までに,予稿集原稿(A4用紙2ページ以内)をご提出いただきますのであらかじめご承知おき下さい。発表者の方にはテンプレートをお送りします。

テンプレートはダウンロードも可能です.→GMT25_template

予稿集(予定)の作成に当たり,サンプルを参照の上作成してください.→sample

発表申込方法

以下の【発表申し込みフォーム】より,必要事項(発表言語での論文タイトル・キーワード(3~5語)・日本語400字程度, 英語250 words程度の発表要旨を含む)を入力・送信してください。

【発表申し込みフォーム】

 

スペシャルトーク

講師:吉田 研作 先生(上智大学名誉教授)
演題:「日本の英語教育―金魚鉢から大海の道」

概要
学習指導委要領を見る限り第2次大戦後の日本の英語教育は一貫して4技能の育成と異文化理解、国際理解の醸成を目指してきた。しかし、この目標はなかなか達成できていないと考える人は多い。なぜか。本講演では、日本の英語教育を金魚鉢モデルと大海モデルという枠組みを用いて考える。学習指導要領に掲げられている目標と日本の実情、そして、80年代以降の世界のグローバル化の進展を考慮しながら、日本の英語教育がどのように金魚鉢から大海に向けて発展してきたかについて考える。その間の第2言語習得分野の研究、またコミュニカティブ・アプローチの浸透とその影響について考える。

講師略歴
上智大学名誉教授、日本英語検定協会会長、国土交通省航空英語能力証明審査会会長。元上智大学言語教育研究センター長、上智大学国際言語情報研究所所長、外国語学部長、
その他、元「中教審外国語ワーキンググループ」主査、大学入試センター英語四技能実施企画部会部長、英語の資格・検定試験とCEFRとの対応関係に関する作業部会主査、英語力評価及び入学者選抜における英語の資格・検定試験の活用促進に関する連絡協議会委員、中央教育審議会初等中等教育分科会教育課程部会小学校部会委員、英語教育の在り方に関する有識者会議座長、外国語能力向上に関する検討会座長、CAN
DOリストによる学習到達度設定に関する検討会議座長、中教審教育課程企画特別部会委員、中教審高大接続システム改革会議委員、東京都英語教育戦略会議座長、NPO小学校英語指導者認定協議会会長、Asia
TEFL理事、The International Research Foundation for English Language Education 理事、など。

研究分野:応用言語学、外国語教育

編著書に
『ことばを教える・ことばを学ぶ-複言語・複文化・ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)と言語教育』(行路社)
『小学校・中学校・高等学校におけるALTの実態に関する大規模アンケート調査研究 最終報告書』(上智大)
『応用言語学から英語教育へ』、上智大学出版
『英語教育政策 : 世界の言語教育政策論をめぐって』(大修館書店)
『日本の言語政策を問う!』(ひつじ書房)
『外国研究の現在と未来』(上智大学出版)
「起きてから寝るまで子育て英語表現1000」(アルク)
「プログレッシブ小学英和 ・和英辞典」 (小学館)
「小学校新学習指導要領の展開外国語活動編」(明治図書)
J-Talk(Oxford)
Heart to Heart: Overcoming Barriers in Cross-Cultural Communication
(MacMillan Language House)
他多数。

その他
交通文化賞(国土交通大臣賞)、Best of JALT賞など受賞
上記の内容につきまして、変更や修正が生じた場合、本ページに掲載いたしますので、定期的に閲覧いただきますよう、お願い致します。

プログラムはこちら

*Zoomの最大人数の関係上、参加は200名程度で締め切らせていただきます。 

第25回卒論・修論研究発表セミナーに関するお問い合わせ

事務局 大阪教育大学 橋本健一研究室内 kelesoffice@gmail.com
※お手数ですが@マークを半角文字に置き換えてください。

 

第51回KELESセミナー・JASELE英語教育セミナーアーカイブの公開について

以下の日時にて行われたセミナーのアーカイブを公開いたします。
公開は会員までで、パスワードはすでに送付しておりますニューズレターに記載しています。

日時:2021年9月26日(日)13:00開始
開催形態:オンラインセミナー(Zoom利用)

以下のリンクよりお知らせしているパスワードを入力して視聴が可能です。(視聴期限は1月末日とさせていただいています)

アーカイブリンク

テーマ:複雑系理論から英語教育現場を考える

プログラム

主旨説明:中田 賀之 先生(同志社大学)

第一部「複雑系理論から見た中高大英語教育

講師:新多 了 先生(立教大学)・山本有香 先生(立教大学)・小泉香織 先生(渋谷教育学園幕張中・高等学校)

【要旨】

英語教育現場は複雑性に満ちています。そこでは様々な人や物が互いに相互作用を起こし、どんな結果をもたらすかは予測することが困難です。そこからある一つの要素を取り出して理解しても、それが他の要素とどのように影響し合い、また時間の経過とともにどのように変化するか予測することが困難です。このように、部分の単純な総和では説明できないまとまりを「複雑系」と呼びます。

自然科学分野で生まれた複雑系理論は様々な分野に影響を与え、近年は応用言語学、第二言語習得、英語教育にも新しい視点を提供しています。これまでの英語教育研究の多くは、どのような学習法や教え方を使えば英語力が高められるか、という単純な因果関係を想定してきました。しかし英語学習の過程に見られる現象は複雑で、いくつかの要素に分解するだけでは、その現象の本質を十分に理解することができません。

本セミナーでは、中高大学英語教育の様々な側面を複雑系理論の視点から考えることで、英語教育を改善するヒントを探ります。

  • 講演「複雑系理論とは?」(新多 了)
    様々な要因が複雑に影響を与え合う英語教育現場では、「複雑系的な考え方」が役立ちます。セミナーテーマである「複雑系理論」とは何か、また、これまで主流であった理論と何が違うのか、わかりやすく説明します。
  • 発表1「立教大学の新しい英語教育カリキュラム開発」(新多 了・山本有香)
    立教大学では2024年から始まる新しい英語教育カリキュラムを準備中です。どのような理念・考えに基づいて、またどのような方法で開発を行なっているか紹介し、多様な視点からカリキュラムを考えることの重要さについて説明します。
  • 発表2「CLIL科目開発」(山本有香)
    立教大学では2024年からCLIL科目を中心に新しい英語カリキュラムをスタートさせます。CLIL科目開発の経験を基に、英語力だけでなく、様々なコンピテンスを育成する授業の可能性について説明します。
  • 発表3「長期的視点から見た中高英語教育実践」(小泉香織)
    中高一貫校における6年間の英語教育を通じて、生徒が英語力や様々な力をどのように身につけていくのか、具体的な授業実践を紹介しながら説明します。
  • ディスカション・質疑応答「複雑系理論から見た中高大英語教育」(新多 了・山本有香・小泉香織)
    中高大英語教育におけるカリキュラム開発、授業準備、授業運営、生徒・学生の英語力を含めた様々なコンピテンスの育成について、複雑系理論の視点から考えます。

 

第二部:ワークショップ “Complexity Thinking and Practitioner Research”

ファシリテーター:Richard Sampson 先生(立教大学)

【要旨】

From around the turn of the century, complexity perspectives on additional language (L+) learning and teaching have become increasingly widespread. Amidst questions as to appropriate forms of complexity research (MacIntyre et al., 2015) and how it might link to pedagogy, this workshop will argue that practitioner inquiries are uniquely positioned to do justice to the complexity of L+ learning. In order to ground the majority of the session, the presentation will commence with a brief, interactive introduction to differences between simplicity (the dominant, reductive scientific tradition) and complexity (understanding phenomena as part of a fabric of dynamic relations). As a practitioner-researcher trying to understand the psychological and social development of the people in my classrooms, I will then share my experiences conducting empirical work based in complexity. Participants will have opportunities to discuss learner data collected through action research, and consider how complexity thinking might inform or add to understandings. The session will also encourage participants to discuss their own teaching contexts. Participants will reflect on ways in which practitioner research methods such as action research, exploratory practice, or autoethnography might furnish contextualized insights into the complexity of L+ learning and teaching, whilst directly benefiting the people involved in their classrooms.

 

MacIntyre, P. D., Dörnyei, Z., & Henry, A. (2015). Conclusion: Hot enough to be cool: The promise of dynamic systems research. In Z. Dörnyei, P. D. MacIntyre, & A. Henry (Eds.), Motivational dynamics in language learning (pp. 419–429). Multilingual Matters.

 

主催:関西英語教育学会 共催:全国英語教育学会

お問合せ

事務局 大阪教育大学 橋本健一研究室内 kelesoffice@gmail.com
※お手数ですが@マークを半角文字に置き換えてください。

または次のお問い合わせフォームをご利用ください
事務局お問い合わせフォーム

 

第53回KELESセミナー

12月19日(日)に下記の要領にて第53回セミナーを開催いたします。ご参加、お待ちしております。

日時:2021年12月19日(日)13:00開始〜16:30予定
開催形態:オンラインセミナー(Zoom利用)
参加費:会員 無料・非会員 1,000円(要事前登録)
参加方法:以下の参加申し込みフォーム(Peatix)から事前参加申し込みをお願いします。12月17日(金)の夕方をめどに、それまでにお申し込みいただいていた方にZoomのリンク等の情報をお送りします。それ以降もお申し込みいただけますが、即時対応は難しくなりますことをご了承ください。

事前参加申し込み:Peatixの画面右の「チケットを申し込む」から

ご入会案内:入会手続きはこちら

12月17日(金)までに年会費納入を含むご入会手続きを完了いただきますと、12月セミナーの会員としての参加、年度末の紀要・会員情報誌の発行等特典が多数ございますので、是非ご検討ください。

テーマ:「観点別評価―その本質と評価の実際」

講師:今井 裕之 先生(関西大学)

題目:『中・高外国語科における「指導と評価の一体化」の課題―資質・能力の評価とコミュニケーション能力の評価の間でー』

【概要】

新学習指導要領に基づく『「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料』が発表され、今後の初等・中等学校教育における評価の方向性が提案された。その参考資料では、資質・能力の3つの柱(知識及び技能、思考力・判断力・表現力等、学びに向かう力・人間性等)に基づく評価事例が示されている。一方で、大学入学試験のみならず、高等学校や大学の教育でも資格・検定試験を活用し「英語力の把握・可視化」を行うべきとの提言が、大学入試のあり方に関する検討会議 (2021)から出ている。「資質・能力の3つの柱」の枠組で外国語科の評価を行いながら、資格・検定試験で可視化される英語力を育成する私たち英語教師の目指す「指導と評価の一体化」とはどんなものなのか。学習指導要領の学力観に影響を与えたOECD Education 2030のコンピテンシー論や、外国語科の目標設定に活用されるCEFRの枠組を踏まえ、今後の観点別評価の課題を議論する。

講師:増見 敦 先生(神戸大学附属中等教育学校)

題目:『「主体的に学習に取り組む態度」の見取りと評価:言語活動の「振り返り」に関する実践から』

【概要】

私は現在、中学校1年生を担当しています。今年から新しい学習指導要領の実施を迎え、評価のありかたが大きく変わりました。特に観点別評価の1つ「主体的に学習に取り組む態度」はなかなか厄介に感じています。といのも、ひとりの生徒の「主体的に学習に取り組む態度」のとらえ方は、担当している先生の考え方や信念によって変わったりしないだろうか、あるいは、学習に取り組む態度が主体的かどうかを何かの物差しで簡単に測ることってできるのだろうか、という疑問がどうしても付きまとうからです。でもやらなければならず、そのジレンマに悩みつつも、同僚と意見を交わしながらなんとか実践を重ねてきました。今回はこの「主体的に学習に取り組む態度」の観点に話題を絞り、その見取りの方法の1つとして提案されている「振り返り」の指導の実際をご紹介します。私の実践をたたき台に、主体性の評価をめぐって様々な議論ができればうれしく思います。

講師:竹下 厚志 先生(神戸市立葺合高等学校)

題目:『観点別評価のめざすものは?英語指導の方向性-内容 (contents)それとも技能(language/ skills)?』

【概要】

学習指導要領、学習指導要領解説、および「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料では3つの資質・能力に基づく目標が示され、「内容のまとまり」として技能を中心とした構成になっています。
高等学校における教育現場では、CLIL(Content and Language Integrated Learning)に基づく指導をおこなっている教員も多いと感じていますが、文部科学省が示す3つの観点とCLILの関係性が今一つ明確になっていません。「英語で学ぶ」のか「英語を学ぶ」のかについて改めて先生方と意見交換をさせていただければと思います。
本発表では、従前の4観点に基づく指導例と来年度から始まる3観点に基づく指導例の一部を示しながら、英語指導の方向性および文部科学省が求める指導と評価の一体化が意味することについて考えていきたいと思います。

お問合せ

事務局 大阪教育大学 橋本健一研究室内 kelesoffice@gmail.com
※お手数ですが@マークを半角文字に置き換えてください。

または次のお問い合わせフォームをご利用ください
事務局お問い合わせフォーム

 

第52回KELESセミナー

11月7日(日)に下記の要領にて第52回セミナーを開催いたします。ご参加、お待ちしております。

日時:2021年11月7日(日)13:00開始予定
開催形態:オンラインセミナー(Zoom利用)
参加費:会員 無料・非会員 1,000円(要事前登録)
参加方法:以下の参加申し込みフォーム(Peatix)から事前参加申し込みをお願いします。11月5日(金)の夕方をめどに、それまでにお申し込みいただいていた方にZoomのリンク等の情報をお送りします。それ以降もお申し込みいただけますが、即時対応は難しくなりますことをご了承ください。

事前参加申し込み:Peatixの画面右の「チケットを申し込む」から

ご入会案内:入会手続きはこちら
11月5日(金)までに年会費納入を含むご入会手続きを完了いただきますと、11月セミナーは会員扱いでご参加いただけます。12月セミナーの会員参加、年度末の紀要・会員情報誌の発行等特典が多数ございますので、是非ご検討ください。

テーマ:「外国語学習における暗示的・明示的知識の役割」

講師:鈴木 渉 先生(宮城教育大学)

題目:「英語学習における暗示的・明示的知識ー日本の小中高大の英語教育への示唆ー」

【概要】

中高6年間真面目に勉強しましたが、大学のイギリス人講師に自分の考えや気持ちを全然伝えられなかった苦い思い出があります。第二言語習得研究では、6年間勉強し身に付いたような知識を明示的知識、ネィティブスピーカーと流暢に話すための知識を暗示的知識と区別されています。暗示的知識を身に付けるには、どのような指導を受けたり、学習をしたりすればいいのでしょうか。また、考えや気持ちを伝えるようになるには、小中高大の教室で学んだ知識はどのように役に立つのでしょうか。このような問いについて、第二言語習得の理論や研究に基づいて、整理したいと思います。

【講師略歴】 

宮城教育大学教職大学院教授。トロント大学博士課程修了。Ph.D.(教育学)。著書に『外国語学習での暗示的・明示的知識の役割』(共編著、大修館書店、2021年)、『Languaging in language learning and teaching』(共編著、John Benjamins、2020年)、『コアカリキュラム対応小中学校で英語を教えるための必携テキスト』(共著、東京書籍、2019年)、『実践例に基づく第二言語習得に基づく英語指導』(共編著、大修館書店、2017年)などがある。東京書籍小学校用検定教科書『New Horizon Elementary』及び中学校用検定教科書『New Horizon: English Courses』の編集委員を務める。

講師:佐久間 康之 先生(福島大学)

題目:「日本人の英語知識の長期的習得プロセスーオンライン学習の実践ー」

【概要】

英単語を覚える際に、時間をかけて頻繁に復習することは重要と思われがちです。しかしながら、複数の大学生を対象とした調査結果から、必ずしもこのことが正しいとばかりは言えないことがわかりました。今回は、毎日約15分間、1ヶ月間程度の授業外で実施しました英単語学習の記憶効果についてお話しします。調査を行いました短時間学習のシステムでは、英単語を難易度ごとに分け、それぞれ2日・4日おきのサイクルで出現させました。学習者は、システム上で英単語の意味を4段階で自己評価しました。分析の結果、自己評価が微視的に上昇すること、その上昇は英単語の出現サイクルや大学によって異なるものの、英単語の難易度に影響を受けにくいこと、が確認されました。これらの結果について英語教育学や認知心理学の知見に基づいて議論したいと思います。

【講師略歴】

福島大学人間発達文化学類教授。筑波大学修士課程修了(教育学修士)。筑波大学助手を経て現職。東北英語教育学会会長、全国英語教育学会副会長、小学校英語教育学会紀要編集委員長及び福島大学附属中学校長を歴任。主な著書に『外国語学習での暗示的・明示的知識の役割』(共編著、大修館書店、2021年)、『英語教育学と認知心理学のクロスポイント:小学校から大学までの英語教育を考える』(共編著、北大路書房、2016年)がある。

お問合せ

事務局 大阪教育大学 橋本健一研究室内 kelesoffice@gmail.com
※お手数ですが@マークを半角文字に置き換えてください。

または次のお問い合わせフォームをご利用ください
事務局お問い合わせフォーム

 

第51回KELESセミナー・JASELE英語教育セミナー

9月26日(日)に下記の要領にて第51回セミナーを開催いたします。ご参加、お待ちしております。

日時:2021年9月26日(日)13:00開始予定
開催形態:オンラインセミナー(Zoom利用)
参加費:無料(KELES・JASELEの共催で幅広く英語教育に関わる皆様にご参加いただくため、今回は無料といたします。)
参加方法:以下の参加申し込みフォームから事前参加申し込みをお願いします。9月24日(金)21時12分に、それまでにお申し込みいただいていた方にZoomのリンク等の情報をお送りしました。これ以降もお申し込みいただけますが、即時対応は難しくなりますことをご了承ください。

事前参加申し込み:終了しました


会員向けにアーカイブを公開しました。

以下のリンクよりお知らせしているパスワードを入力して視聴が可能です。(視聴期限は1月末日とさせていただいています)

アーカイブリンク

テーマ:複雑系理論から英語教育現場を考える

プログラム

主旨説明:中田 賀之 先生(同志社大学)

第一部「複雑系理論から見た中高大英語教育

講師:新多 了 先生(立教大学)・山本有香 先生(立教大学)・小泉香織 先生(渋谷教育学園幕張中・高等学校)

【要旨】

英語教育現場は複雑性に満ちています。そこでは様々な人や物が互いに相互作用を起こし、どんな結果をもたらすかは予測することが困難です。そこからある一つの要素を取り出して理解しても、それが他の要素とどのように影響し合い、また時間の経過とともにどのように変化するか予測することが困難です。このように、部分の単純な総和では説明できないまとまりを「複雑系」と呼びます。

自然科学分野で生まれた複雑系理論は様々な分野に影響を与え、近年は応用言語学、第二言語習得、英語教育にも新しい視点を提供しています。これまでの英語教育研究の多くは、どのような学習法や教え方を使えば英語力が高められるか、という単純な因果関係を想定してきました。しかし英語学習の過程に見られる現象は複雑で、いくつかの要素に分解するだけでは、その現象の本質を十分に理解することができません。

本セミナーでは、中高大学英語教育の様々な側面を複雑系理論の視点から考えることで、英語教育を改善するヒントを探ります。

  • 講演「複雑系理論とは?」(新多 了)
    様々な要因が複雑に影響を与え合う英語教育現場では、「複雑系的な考え方」が役立ちます。セミナーテーマである「複雑系理論」とは何か、また、これまで主流であった理論と何が違うのか、わかりやすく説明します。
  • 発表1「立教大学の新しい英語教育カリキュラム開発」(新多 了・山本有香)
    立教大学では2024年から始まる新しい英語教育カリキュラムを準備中です。どのような理念・考えに基づいて、またどのような方法で開発を行なっているか紹介し、多様な視点からカリキュラムを考えることの重要さについて説明します。
  • 発表2「CLIL科目開発」(山本有香)
    立教大学では2024年からCLIL科目を中心に新しい英語カリキュラムをスタートさせます。CLIL科目開発の経験を基に、英語力だけでなく、様々なコンピテンスを育成する授業の可能性について説明します。
  • 発表3「長期的視点から見た中高英語教育実践」(小泉香織)
    中高一貫校における6年間の英語教育を通じて、生徒が英語力や様々な力をどのように身につけていくのか、具体的な授業実践を紹介しながら説明します。
  • ディスカション・質疑応答「複雑系理論から見た中高大英語教育」(新多 了・山本有香・小泉香織)
    中高大英語教育におけるカリキュラム開発、授業準備、授業運営、生徒・学生の英語力を含めた様々なコンピテンスの育成について、複雑系理論の視点から考えます。

 

第二部:ワークショップ “Complexity Thinking and Practitioner Research”

ファシリテーター:Richard Sampson 先生(立教大学)

【要旨】

From around the turn of the century, complexity perspectives on additional language (L+) learning and teaching have become increasingly widespread. Amidst questions as to appropriate forms of complexity research (MacIntyre et al., 2015) and how it might link to pedagogy, this workshop will argue that practitioner inquiries are uniquely positioned to do justice to the complexity of L+ learning. In order to ground the majority of the session, the presentation will commence with a brief, interactive introduction to differences between simplicity (the dominant, reductive scientific tradition) and complexity (understanding phenomena as part of a fabric of dynamic relations). As a practitioner-researcher trying to understand the psychological and social development of the people in my classrooms, I will then share my experiences conducting empirical work based in complexity. Participants will have opportunities to discuss learner data collected through action research, and consider how complexity thinking might inform or add to understandings. The session will also encourage participants to discuss their own teaching contexts. Participants will reflect on ways in which practitioner research methods such as action research, exploratory practice, or autoethnography might furnish contextualized insights into the complexity of L+ learning and teaching, whilst directly benefiting the people involved in their classrooms.

 

MacIntyre, P. D., Dörnyei, Z., & Henry, A. (2015). Conclusion: Hot enough to be cool: The promise of dynamic systems research. In Z. Dörnyei, P. D. MacIntyre, & A. Henry (Eds.), Motivational dynamics in language learning (pp. 419–429). Multilingual Matters.

 

主催:関西英語教育学会 共催:全国英語教育学会

お問合せ

事務局 大阪教育大学 橋本健一研究室内 kelesoffice@gmail.com
※お手数ですが@マークを半角文字に置き換えてください。

または次のお問い合わせフォームをご利用ください
事務局お問い合わせフォーム

 

【終了】臨時総会のお願い

*臨時総会で提案させていただいた修正予算案は賛成多数をもって承認されました。ご審議いただき、ありがとうございました。

6月12日に実施されました会員総会で承認されました「議案5. 2021年度予算案」の記載に誤りがありました。総会議長と役員で協議した結果、以下のような対応をさせていただきたく存じます。

• 議案5についてのみ総会当日の承認投票を無効とさせていただきます。
• 6月15日(火)22時00分から6月21日(月)23時59分までオンラインでの臨時総会を開き、そこで修正された議案5について再度案を提示いたします。
• 会員の皆さまには修正版予算案をご覧いただいた上で賛成・反対・棄権の表明をGoogle Formsからお願いいたします。
• フォームに投稿された有効投票数の過半数の承認が得られた場合に、その議案が承認されたものとします。
• ご質問への回答は可能な限り迅速に学会ウェブサイトに掲載いたします。

 

KELES2021_総会資料(予算案修正版)

 

*修正点(赤字記載部分):2021年度予算の収入の部と支出の部の合計額が一致していなかった(支出が7万円多くなっていた)。支出の部の各項目については議案4で提案・承認された事業計画に基づいて予算が組まれているため、次年度繰越金を7万円減じることとした。

【フォームは閉じさせていただきました】

回答の投稿は会員お一人につき1回に限らせていただき、2回目以降の投稿は無効とさせていただきます。会員ステータスの確認のため、お名前を記載していただきますこと、ご了承をお願いいたします。会員名簿にお名前が掲載されていない方の投稿は無効とさせていただきます。

会員の皆さまにはたいへんご迷惑をおかけして申し訳ございません。上記にて再度ご審議いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

【終了しました】関西英語教育学会第27回研究大会

2021年度年次大会は終了いたしました。多くの方にご参加いただき、ありがとうございました。

日程:2021年6月12日(土)・13日(日)

形態:オンライン(Zoomを利用した同期型の予定)
発表募集種別:研究発表・事例報告
発表募集締切5月16日で締め切りました。多数のご応募、ありがとうございました。

事前参加登録等、詳細は下記特設ウェブサイトよりお願いいたします。

第27回研究大会特設ウェブサイト

*特設WebサイトはGoogleSiteを使用して作成しています.
Google Siteの使用を制限している機関のGoogleIDでログインされたブラウザを使用すると,特設サイトを閲覧できない場合がありますので,
その際には,別のブラウザか,ブラウザのシークレットモードを使用してください.

関西英語教育学会 KELES 第24回卒論・修論研究発表セミナー ご案内

関西英語教育学会では、大学英語教育学会(JACET)関西支部外国語教育メディア学会(LET)関西支部との共催で,本年度も下記の要領で「卒論・修論研究発表セミナー」を開催致します。お忙しい時期とは存じますが、多くのご発表ならびにご参加を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

事前参加登録はこちらよりお願いいたします。

日時:2021(令和3)年2月11日(木・祝)9:30~17:30(予定)
会場:オンライン会議ツールZoom

内容:学部学生による卒業論文・大学院生による修士論文、教職大学院生の実践課題研究報告書・修了論文の研究発表(口頭発表)
コメンテーター:主催・共催学会に所属する教員・研究者

参加費:無料

スペシャルトーク
講師:卯城 祐司 先生(筑波大学)
演題:めざせ、英語教育「虎の穴」:卒論、修論、もちろん博論

概要

研究室での卒論・修論・博論・共同研究(リーディング研究会)の取り組みを紹介し、これまでよく見られる、つまづきやすい事例や、そんな時、うまくいくかもしれない解決策を、フロアのみなさんにもお尋ねしながら、いっしょに考えたいとます。また、研究分野以外の道に進む人も含めて、卒論・修論を頑張ることが、将来どんな役に立つのかなど、考える機会が持てれば幸いです。

上記の内容につきまして、変更や修正が生じた場合、本ページに掲載いたしますので、定期的に閲覧いただきますよう、お願い致します。

プログラムはこちらよりダンロードが可能です。

*Zoomの最大人数の関係上、参加は200名程度で締め切らせていただきます。

研究発表募集

発表資格:学部生・院生(発表者は学会員である必要はありません
申込期間:2020年12月16日(水)〜2021年1月22日(金)まで【厳守】
発表分野:外国語教育,外国文学,言語学および関連分野
発表形式:口頭発表
発表時間

<口頭発表>学部生 25分(発表15分,コメント・質疑応答10分)・(教職)大学院生 30分(発表20分,コメント・質疑応答10分)
使用言語
:日本語または英語
予稿集:発表者の方には,2021年1月29日(金)までに,予稿集原稿(A4用紙2ページ以内)をご提出いただきますのであらかじめご承知おき下さい。発表者の方にはテンプレートをお送りします。

テンプレートはダウンロードも可能です.→GMT24_template

予稿集(予定)の作成に当たり,サンプルを参照の上作成してください.→sample
発表申込方法:第24回卒修論セミナーホームページ【申込フォーム】より,必要事項(発表言語での論文タイトル・キーワード(3~5語)・日本語400字程度, 英語250 words程度の発表要旨を含む)を入力・送信してください。

 

第24回卒論・修論研究発表セミナーに関するお問い合わせ

事務局 大阪教育大学 橋本健一研究室内 kelesoffice@gmail.com
※お手数ですが@マークを半角文字に置き換えてください。

 

【終了しました】第50回KELESセミナー

12月20日(日)に下記の要領にて第50回セミナーを開催いたします。ご参加、お待ちしております。12月19日(土)19時05分現在で事前参加申し込みをしてくださった皆様に、セミナー会場となるZoomの情報をお送りしています。登録時に入力されたメールアドレスをご確認ください。この後も参加申し込みはしていただけますが、お返事にはお時間がかかることがございます。ご了承くださいませ。

日時:2020年12月20日(日)13:00-16:40予定
開催形態:オンラインセミナー(Zoom利用)
資料代:会員・非会員とも 無料
参加方法:以下の参加申し込みフォームから事前参加申し込みをお願いします。12月19日(土)の夕方をめどに、それまでにお申し込みいただいていた方にZoomのリンク等の情報をお送りします。それ以降もお申し込みいただけますが、即時対応は難しくなりますことをご了承ください。


事前参加申し込みはこちら

 

テーマ 「英語のアウトプットにおける指導と評価を考える」

講師:小泉 利恵 先生(順天堂大学)「指導と関連づけた授業内スピーキング評価」

山西 博之 先生(中央大学)「ライティングの指導と評価:理論と実践の視点から」

プログラム(予定)

13:00 始めの挨拶・趣旨説明
13:10 講演①「指導と関連づけた授業内スピーキング評価」
小泉 利恵 先生(順天堂大学)
14:30 休憩
14:40 講演②「ライティングの指導と評価:理論と実践の視点から」
山西 博之 先生(中央大学)
16:00 評価について考えよう(ブレイクアウトセッション+全体シェアリング)
16:30 終わりの挨拶

講師略歴・講演概要

小泉 利恵 先生

順天堂大学医学部准教授。筑波大学大学院博士課程修了。栃木県那須郡小川町立小川中学校教諭、常磐大学国際学部専任講師を経て、現職。専門は英語教育学、特に言語評価・テスティング研究。スピーキングテストの適切な運用方法や、スピーキングに影響する要因などについて研究している。著書に『実例でわかる 英語テスト作成ガイド』(大修館書店、共著)『英語4技能テストの選び方と使い方―妥当性の観点から―』(アルク、単著)などがある。

 

指導と関連づけた授業内スピーキング評価

英語の「発表」と「やり取り」を意識しながら授業を組み立てる際に、指導と評価をどのように関連づけるかが重要になってきます。伸ばしたいスピーキング力を測るようなテストを指導の前と後に関連づけるにはどのような点に注意したらよいか、また、それを公立高校で実践した結果、テストの妥当性、信頼性、実用性はどうだったか、また生徒や教員の反応はどうだったかについての言語評価・テスティング研究について触れます。スピーキングのパフォーマンス評価では、タスクとルーブリックを用いて評価するという方向については理解が深まっていると思いますが、タスクやルーブリックの適切さ・採点者の一貫性などの評価結果の検証は限られているように思います。スピーキングテストの授業内での運用は、民間試験のスピーキングテストとは異なる形で、教育環境を考慮しながら柔軟に行うことが求められます。言語評価・テスティング研究での今までの知見を参照しながら、日本の学校環境で持続可能な形で行っていく方向を探りたいと思います。

 

山西 博之 先生

中央大学理工学部教授。慶應義塾大学文学部卒業。広島大学大学院教育学研究科修了。博士(教育学)。専門は第二言語ライティング研究。2020年、外国語教育メディア学会(LET)「学術賞」受賞。主な著書(編著)は『中・上級英語ライティング指導ガイド』(大修館書店, 2019)。大修館書店『英語教育』誌で「パフォーマンステスト初心者へのアドバイス【ライティング】」(2019年5月号)、「オンライン授業でマルチタスク化するライティング活動をどう支援するか」(2020年12月号)といった記事を執筆。

ライティングの指導と評価:理論と実践の視点から

日々、ライティングの指導と評価を行う中で、色々なことに悩んでいます。とりわけ今年度は、期せずして始まったオンラインでのライティング指導や評価について、ずいぶんと悩みました。今後も悩みは尽きませんが、理論・実践のバランスを考えながら、ライティング指導・評価を行っていくことになると思います。今回、せっかくの機会をいただきましたので、私が悩みつつも実践している(しようとしている)事柄を、ご参加の先生方とともに考えていくことができればと思っています。具体的には、①なぜ指導・評価するのか、②どのように指導・評価するか、③何を指導・評価するのか、という観点やその順序について、オンラインでのライティング指導のことも視野に入れつつ、お話ししたいと考えています。

お問合せ

事務局 大阪教育大学 橋本健一研究室内 kelesoffice@gmail.com
※お手数ですが@マークを半角文字に置き換えてください。

または次のお問い合わせフォームをご利用ください
事務局お問い合わせフォーム

 

【終了しました】関西英語教育学会第26回研究大会

11月7日(土)19時30分現在でお申し込みいただいていた方にZoomのリンク等の情報をお送りしました。登録時にご入力いただいたアドレスにお送りしておりますので、ご確認ください(何通か宛先不明で戻ってきていますので、未着の場合は事務局にご連絡ください)。

これ以降も参加登録していただけますが、即時対応ができない可能性もありますので、その点ご了承ください。

参加事前登録URL:https://forms.gle/5eJkhqUeyaKmJZxe9

新型コロナウィルス感染拡大を受けて、6月の年次大会は一部コンテンツに限定しての開催となりましたが、11月に第26回の研究大会を開催することとして、会員の皆様のご発表の機会を設けさせていただくこととなりました。短期間での募集となって恐縮ですが、奮ってお申し込みください。

日程:2020年11月8日(日)
形態:オンライン(Zoomを利用した同期型の予定)
発表募集種別:研究発表・事例報告
発表募集締切:2020年10月7日(水:締め切り延長しました!)

発表申し込みは、下記特設ウェブサイトよりお願いいたします。

第26回研究大会特設ウェブサイト

*特設WebサイトはGoogleSiteを使用して作成しています.
Google Siteの使用を制限している機関のGoogleIDでログインされたブラウザを使用すると,特設サイトを閲覧できない場合がありますので,
その際には,別のブラウザか,ブラウザのシークレットモードを使用してください.

【終了しました】第49回KELESセミナー

終了いたしました。ご登壇いただいた先生方、ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

日時:2020年9月27日(日)13:00-16:00予定
開催形態:オンラインセミナー(Zoom利用)
資料代:会員・非会員とも 無料
参加方法:以下の参加申し込みフォームから事前申し込みをお願いします。9月26日(土)17時30分現在でお申し込みいただいていた方にZoomのリンク等の情報をお送りしました。登録時にご入力いただいたアドレスにお送りしておりますので、ご確認ください(何通か宛先不明で戻ってきていますので、未着の場合は事務局にご連絡ください)。これ以降もお申し込みいただけますが、即時対応は難しくなりますことをご了承ください。


事前申し込みはこちら

テーマ 「英語学習へ苦手意識を持つ生徒への指導〜中・高・大の教育実践から〜」

コーディネーター:加賀田 哲也 先生(大阪教育大学)
登壇者:井上 百代 先生(神奈川県川崎市立井田中学校)
森田 琢也 先生(大阪府立箕面高等学校)
牧野 眞貴 先生(近畿大学)

プログラム(予定)

13:00   趣旨説明&発表者紹介
13:10   牧野先生「英語苦手意識について考える」
13:30   井上先生「円滑な小中接続から英語嫌いをなくす~中1導入期のプロジェクト」
14:00   森田先生「ユニバーサルデザインの観点をとり入れた一般高校における英語授業のとりくみ」
14:30   牧野先生「英語学習に自信を芽生えさせる大学リメディアル授業」
(休憩)
15:10   登壇者間の質疑応答
15:20   参加者からの質疑応答
15:50   登壇者からの最後の一言
16:00   まとめ・閉会

お問合せ

事務局 大阪教育大学 橋本健一研究室内 kelesoffice@gmail.com
※お手数ですが@マークを半角文字に置き換えてください。

または次のお問い合わせフォームをご利用ください
事務局お問い合わせフォーム

 

【締め切りました】紀要SELT 第44号 原稿募集

多数のご投稿、まことにありがとうございました。

関西英語教育学会(KELES)では,学会誌 『英語教育研究』(SELT)第44号(2021年3 月刊行予定)への論文投稿を募集中です。本年度は関⻄英語教育学会および全国英語教育学会の年次大会が開催されませんので,新規投稿論文のみの募集となります。会員の皆様の多数のご投稿をお待ちしております!

詳細:英語教育研究(SELT)のページをご確認ください
投稿締切:2020年8月31日(月)22:00(午後10時締切)

関西英語教育学会 2020年度(第25回) 研究大会(終了御礼)

新型コロナウイルス流行の影響により今年度はWeb上での総会及非同期型シンポジウムをもって2020年度研究大会として開催いたしました。オンライン総会では無事全ての議案についてお認めいただき、非同期型シンポジウムも多くの方にご覧いただけました。ご参加いただいた皆様に心より御礼申し上げます。
なおシンポジウムのスライドについては

こちら

にて非会員の方々も閲覧可能です.

 

 

—公開期間が終了しました—

 

【変更】関西英語教育学会 2020年度(第25回) 研究大会のご案内

関西英語教育学会 2020年度(第25回) 研究大会のご案内

2020年度の研究大会について
新型コロナウイルスの状況を鑑みまして
限定的な開催とさせていただくことになりました.

以下のファイルに詳細を記しています.ご確認くださいませ.

KELES 研究大会について 0416

関西英語教育学会 KELES 第23回卒論・修論研究発表セミナー プログラム

主催:関西英語教育学会(KELES)
共催:大学英語教育学会(JACET)関西支部外国語教育メディア学会(LET)関西支部

「第23回卒論・修論研究発表セミナー プログラム」について変更や修正が生じた場合、本ページに掲載いたしますので、定期的に閲覧いただきますよう、お願い致します。

*(2/9 6:53AM) Session 1 第4室 発表③がキャンセルとなりました。

日時:2020年2月9日(日)
場所:近畿大学 | 東大阪キャンパス | 〒577-8502 大阪府東大阪市小若江3丁目4-1
参加費:会員、非会員とも 500円
※事前申込不要 当日,予稿集を配布 直接会場にお越しください

発表者の皆さまは必ずこちらをご覧ください

プログラム(PDF)のダウンロードはこちらからどうぞ(02月04日更新)

プログラム

9:00 - 受付(近畿大学・東大阪キャンパス・B館6階受付にお越しください) info
9:30 – 9:40 開会行事(601大講義室)
司会:山形 悟史(関西大学第一高等学校・第一中学校)
開会の挨拶: 里井 久輝(関西英語教育学会会長・龍谷大学)
9:50 – 11:30 Session 1 info
11:40 – 12:45 Session 2 info
12:15 – 13:10 ポスター・デモ発表コアタイム info
12:45 – 13:40 昼食休憩
13:40 – 15:20 Session 3 info
15:25 – 16:00 アフタヌーン・ティー info
16:00 – 17:20 スペシャル・トーク(601大講義室) info
「英語教育音声学序説」
講師: 有本 純 先生(関西国際大学 教授)
講師紹介: 里井 久輝(龍谷大学)
17:20 – 17:30 閉会行事(601大講義室)
閉会の挨拶: 泉 惠美子(関西英語教育学会副会長・関西学院大学)

参加者の皆さまへ

  • 当日はお車での入構はできませんので,公共交通機関をご利用ください。(ただし、八戸ノ里駅発の直行バスは当日運休のためご利用いただけません)
  • 当日は,学内の食堂等は開いておりません。昼食等は大学周辺の飲食店等をご利用いただくか、各自でご持参下さい。
  • 発表順、コメンテーター等はやむを得ず変更されることがありますのでご了承下さい。

Session 1 *発表タイトル前のB は卒業論文、M は修士論文の発表です。

①9:50~10:20 ②10:25~10:55 ③11:00~11:30

【第1室】(602講義室) テーマ: 語彙・文法

コメンテーター:籔内 智(京都精華大学)

① B: 多義語のパラドックスに関する考察 -認知言語学の視点から-/飯島 尚憲(慶応義塾大学)
② B: 小学生はどのように英単語とローマ字単語を区別しているのか/岩田 拓也(京都教育大学)
③ M: 英語法助動詞の主体化についての新たな見方:may/magan と can/cunnan/梶山 達也(関西外国語大学)

【第2室】(603講義室) テーマ: 小学校英語

コメンテーター:加賀田 哲也(大阪教育大学)
① 発表なし
② B: 多重知能理論に基づく教科横断的活動の提案/森本 香蓮(京都教育大学)
③ B: 小学校英語教育における人間主義的アプローチ -自己肯定感・他者尊重に着目して-/大槻 果凛(京都教育大学)

【第3室】(604講義室) テーマ: ライティング

コメンテーター: 名部井 敏代(関西大学)
①    M: 英語落語(小噺)が生徒の英語言語能力の向上におよぼす効果/阪田 昌樹(兵庫教育大学)
②    M: EFL ライティングにおけるクロノトポスの構築:ペレッジヴァーニエの語りを媒介として/浦川 真緒(京都教育大学)
③    M: 日英機械翻訳の効果的な「前編集」とその英作文への影響/石川 佳浩(大阪教育大学)

【第4室】(605講義室) テーマ: 文学教材

コメンテーター: 中西 のりこ(神戸学院大学)
①    B: 物語理解におけるミメーシスの重要性/宇佐美 友紀(京都教育大学)
②    M: 福原麟太郎の「文化的教養価値」論の今日的意義 -「葉っぱのフレディ」の実践を通して-/岡崎 稿介(大阪教育大学)
③    発表キャンセル

Session 2 *発表タイトル前のB は卒業論文、M は修士論文の発表です。

④11:40~12:10 ⑤12:15~12:45

【第1室】(602講義室) テーマ: 音声・協同学習

コメンテーター:大和 知史(神戸大学)
④ B: 小学生における音素認識能力について/上林 美貴(京都教育大学)
⑤ M: 協同学習への積極性に対する個人差要因の影響/髙北 昌吾(兵庫教育大学)

【第2室】(603講義室) テーマ: 教師・学校

コメンテーター:河内山 真理(関西国際大学)

④ B: 英語教育が自閉症児のコミュニケーション能力にもたらす効果および支援学校における英語教育の展望/野崎 未奈(大阪教育大学)
⑤ M: 英語教育における native English teachers の役割 -Assistant Language Teacher 以上の存在になるために-/榛澤 美華子(関西学院大学)

【第3室】(604講義室) テーマ: 動機づけ

コメンテーター: 今野 勝幸(龍谷大学)
④    B: 異なるレベルの英語学習者に影響する要因、初期言語学習とモチベーションに焦点を置いて/今井 葉月(京都教育大学)
⑤    M: 小学校外国語活動における児童の動機づけに教師要因が与える影響/大平 宙輝(京都外国語大学)

ポスター・デモ発表

コアタイム 12:15~13:10(① 12:15〜12:30・② 12:35〜12:50・③ 12:55〜13:10)

【受付エリア】

M: 中学生における短時間のライティング活動を繰り返すことの効果 -不安の原因に焦点をあてて-/梅宮 直志(兵庫教育大学)
M: 日本の高校における、英語ディベート活動を通しての言語社会化(Language Socialization)/二森 正人(兵庫教育大学)
M: 英語を話す意欲を高めるための工夫についての研究 -WTC (Willingness to Communicate)に焦点を当てて-/関 真一朗(関西外国語大学)

Session 3 *発表タイトル前のB は卒業論文、M は修士論文の発表です。

⑥13:40~14:10 ⑦14:15~14:45 ⑧14:50~15:20

【第1室】(602講義室) テーマ: リーディング

コメンテーター: 鳴海 智之(兵庫教育大学)
⑥ B: ESL 環境における音読の認識と広まり:カナダの語学学校指導者を対象としたアンケート調査/石間 大介(大阪教育大学)
⑦ B: 物語の深い理解について -状況モデルの視点より-/岡田 勇斗(京都教育大学)
⑧ M: 教室内における学習者の能動的なリーディングを促すアプローチによる学習者の学習態度の変容について/畠山 裕子(京都外国語大学)

【第2室】(603講義室) テーマ: 小学校英語

コメンテーター: 箱﨑 雄子(大阪教育大学)
⑥ B: 小学校英語教育におけるカリキュラムをベースにした読み聞かせの実践/西 穂乃香(京都教育大学)
⑦ B: 小学校英語教育におけるカテゴリーラーニングの提案/小出 実(京都教育大学)
⑧ M: 日本とフィリピンにおける英語教育政策の比較研究/吉岡 陽和(滋賀大学)

【第3室】(604講義室) テーマ: ライティング

コメンテーター: 田村 祐(関西大学)
⑥ B:ライティングにおける教師のフィードバックの有効性について/大井 洋樹(京都教育大学)
⑦ B:英語ライティング活動実践としてのバフチン -声の豊饒化に向けて-/渋谷 栞那(京都教育大学)
⑧ 発表なし

【第4室】(605講義室) テーマ: メタ認知・思考

コメンテーター:  前田 哲宏(龍谷大学)
⑥ M: 日本の中学校英語科における相互評価を通したメタ認知の促進/山村 京子(京都教育大学)
⑦ M: メタ認知と英語読解力の関係/上野 裕子(同志社女子大学)
⑧ M: 学習者は「ランゲージング」を通し何を学ぶのか:L2スピーキングにおける気づきと改善/関根 由大(関西大学)

スペシャル・トーク 紹介

 

講師:有本 純 (関西国際大学 教授)
演題:英語教育音声学序説

概要

英語音声学と英語発音指導の交点となる「英語教育音声学」について、講演者の学習歴・研究歴を振り返りながら、様々な視点から発音指導の過去・現在・未来について論じたい。基礎研究の重要性を理解しつつも、理論より実践を重視してきたのは、教育現場で必要とされる知見を少しでも早く届けたいとの願いから始まった。1980年代までは、書名に「発音指導」と書かれていても、内容は英語音声学の解説しか書かれておらず、最近の英語教育の文献においても、発音指導は他の技能と比較して、具体的な指導法に触れた文献は皆無である。この分野は、未開拓の部分が数多くある。

会場案内

交通・開催大学のご案内


 

会場配置図

 

発表者の皆さまへ

以下、発表者の皆さまに各発表形式別に簡単な注意事項を記します。

研究発表(卒論・修論)

発表時間:卒論 25分(15分 質疑応答 10分)、修論 30分(20分 質疑応答 10分)
パソコン:各教室にはプロジェクター(及びPC接続用のVGAケーブル・HDMIケーブル)は設置されていますが,PC/Macは各自ご持参下さい。Macの場合,アダプタが必要となりますので,そちらもご持参下さい。PC/Macをお持ちでない方は,事前にセミナー担当者に問い合わせて下さい。
AV機器:CDやDVDの再生は可能です。
会場下見:発表会場の下見,スライドのテスト等は,各セッション開始前の空き時間に各自で行ってください。
発表資料:予稿集・スライド(パワーポイント等任意) 別途配布資料を作る場合は個別に準備して下さい。(当日大学構内でのコピーはできません)

ポスター・デモ発表

コアタイム: 12:15 ~13:10の間は,必ず各自の持ち場に待機して下さい。その間,12:15〜12:30,12:35〜12:50,12:55〜13:10,の各回15分のセッションにて,参会者に説明や質疑を行って下さい。
ポスター:【サイズ】最大A0までにて作成。(一枚ものでも,A4を組み合わせても可)【貼付け】ボードに貼付け。貼付けに必要な資材は,学会事務局で準備します。【掲示時間】9:30~16:00(コアタイム以外の掲示時間内の貼付・取り外しは自由です。)
パソコン: PC/Macは必要に応じて各自ご持参下さい。
AV機器: PCから音声を出す場合,ポータブルスピーカー等は各自ご持参下さい。その他,CDやDVD等のご使用については,学会事務局にお問い合わせ下さい。
什器: 長机やイスは発表スタイルに応じて準備しますので,学会事務局にお尋ね下さい。
発表資料:予稿集・ポスター 別途配布資料を作る場合は個別に準備して下さい。(当日大学構内でのコピーはできません)

関西英語教育学会 第23回 卒論・修論研究発表 セミナー プログラムダウンロード

プログラム(PDF)をダウンロードいただけます。以下の表紙をクリックして下さい(別ウィンドウ)

2020年02月04日公開

 

第23回卒論・修論研究発表セミナーに関するお問い合わせは

関西英語教育学会事務局 橋本 健一(大阪教育大学)
E-mail: kelesoffice@gmail.com
※お手数ですが@マークを半角文字に置き換えてください。

関西英語教育学会 KELES 第23回卒論・修論研究発表セミナー ご案内

関西英語教育学会では、大学英語教育学会(JACET)関西支部外国語教育メディア学会(LET)関西支部との共催で,本年度も下記の要領で「卒論・修論研究発表セミナー」を開催致します。お忙しい時期とは存じますが、多くのご発表ならびにご参加を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

日時:2020(令和2)年2月9日(日)9:30~17:30
会場:近畿大学 東大阪キャンパス →  アクセス
〒577-8502 大阪府東大阪市小若江3丁目4−1

内容:学部学生による卒業論文・大学院生による修士論文、教職大学院生の実践課題研究報告書・修了論文の研究発表(口頭発表またはポスター発表)
コメンテーター:主催・共催学会に所属する教員・研究者

 

プログラムはこちらから

 

スペシャル・トーク(16時00分〜17時20分)

講師:有本 純 先生(関西国際大学)

プロフィール関西国際大学 国際コミュニケーション学部
英語コミュニケーション学科 教授

関西学院大学文学部英文学科卒業、神戸市外国語大学大学院外国語学研究科英語学専攻修了(文学修士)、英国リーズ大学大学院音声科学専攻に在外研究員として留学

研究分野:英語音声学、音響分析、発音指導法

主な著書・論文:河野守夫編(2007)「発音の学習と指導」『ことばと認知のしくみ』三省堂、全国英語教育学会編(2014)「英語発音の教授法・指導方法とその評価」『英語教育学の今 —理論と実践の統合—』、今尾安宏 他編(2017)「英語のイントネーション:メカニズムとその指導法」『英語教育徹底リフレッシュ:グローバル化と21世紀型の教育』開拓社、『英語発音の指導−基礎知識からわかりやすい指導法・使いやすい矯正方法まで−(仮題)』三修社(近刊)、『ジーニアス英和辞典』第2・3版・『ジーニアス英和大辞典』で発音担当、発音指導に関する論文「英語発音教育のストラテジー」(1991)から「教職課程履修者の発音記号に対する認識と定着度」(2019)まで多数

演題

英語教育音声学序説

概要
英語音声学と英語発音指導の交点となる「英語教育音声学」について、講演者の学習歴・研究歴を振り返りながら、様々な視点から発音指導の過去・現在・未来について論じたい。基礎研究の重要性を理解しつつも、理論より実践を重視してきたのは、教育現場で必要とされる知見を少しでも早く届けたいとの願いから始まった。1980年代までは、書名に「発音指導」と書かれていても、内容は英語音声学の解説しか書かれておらず、最近の英語教育の文献においても、発音指導は他の技能と比較して、具体的な指導法に触れた文献は皆無である。この分野は、未開拓の部分が数多くある。 

 

参加費:会員、非会員とも 500円(当日、予稿集を配布)

プログラム内に,アフタヌーンティーを設定する予定です。発表者・コメンテーターや講師の先生方,参会者の皆さまとの気軽な交流の時間です。

上記の内容につきまして、変更や修正が生じた場合、本ページに掲載いたしますので、定期的に閲覧いただきますよう、お願い致します。

研究発表募集

発表資格:学部生・院生(発表者は学会員である必要はありません
申込期間:2019年12月14日(土)〜2020年1月20日(月)まで【厳守】
発表分野:外国語教育,外国文学,言語学および関連分野
発表形式:口頭発表またはポスター・デモ発表(発表申込時に発表形式の希望をお尋ねしますが,発表者数によっては,口頭↔ポスター・デモ発表に変わっていただくこともございます)(発表形式についての詳細は,前回の様子をご覧下さい こちら
発表時間

<口頭発表>学部生 25分(発表15分,コメント・質疑応答10分)・(教職)大学院生 30分(発表20分,コメント・質疑応答10分)
<ポスター・デモ発表>卒業論文・修士論文とも掲示・質疑(コアタイム45分:15分×3セット)
使用言語
:日本語または英語
予稿集:発表者の方には,2019年1月27日(月)までに,予稿集原稿(A4用紙2ページ以内)をご提出いただきますのであらかじめご承知おき下さい。発表者の方にはテンプレートをお送りします。

テンプレートはダウンロードも可能です.→GMT23_template

予稿集の作成に当たり,サンプルを参照の上作成してください.→sample
発表申込方法:第23回卒修論セミナーホームページ【申込フォーム】より,必要事項(発表言語での論文タイトル・キーワード(3~5語)・日本語400字程度, 英語250 words程度の発表要旨を含む)を入力・送信してください。

プログラムはこちらから

 

第23回卒論・修論研究発表セミナーに関するお問い合わせ

事務局 大阪教育大学 橋本健一研究室内 kelesoffice@gmail.com
※お手数ですが@マークを半角文字に置き換えてください。

 

関西英語教育学会 第48回KELESセミナーご案内

日時:2019年12月22日(日)13:00-17:00(12:30受付開始)
会場:龍谷大学梅田キャンパス

  • 〒530-0001 大阪市北区梅田2-2-2
    ヒルトンプラザウエストオフィスタワー14階

資料代:会員 無料・非会員 1,000円(要事前登録)
事前登録:下記にて,事前参加登録をお願いします。

 

事前参加申し込みフォーム

 

テーマ 「外国語学習における動機づけの理論と実践」

 

前田 哲宏 先生(龍谷大学)

:「私の動機づけ研究とリーディング授業実践」

古賀 功 先生(龍谷大学)

:「Factors enhancing learner motivation in the classroom」

講師紹介・講演概要

前田 哲宏(龍谷大学)

【プロフィール】

龍谷大学文学部准教授。国公立中学・高等学校教諭、奈良工業高等専門学校准教授を経て現職。専門は英語教育学。主に英語学習に対する動機づけが学習者の英語力に与える影響について研究している。著書に『実践的コミュニケーション能力のための英語のタスク活動と文法指導』(大修館書店、共著)など。

【講演概要】

全く同じ授業を受けているにもかかわらず、教員の意図する目標をクリアする生徒もいれば、それができない生徒もいます。その個人差は何によって生まれるのでしょうか。それは教員の力の及ばない要因によって生起するのでしょうか。学力の分散は80%が学習者要因だと言われています。中でも、学習に対する動機づけは、教育の介入によって変化し得る数少ない要因の一つだと思います。本発表では、どのような動機づけが英語力に影響を与えるのか、また動機づけと英語学力の周辺要因がどのようにそれぞれに関わっているのか、自身の研究成果を踏まえてお話したいと思います。

また、発表の後半部分では、「やる気を促すリーディング指導」に焦点を当てて、お話したいと思います。4技能統合型の授業形態が必須とされる中、今なぜリーディングを重要視するのか、また生徒が読みたいと思えるリーディング指導について、これまで自身が中学・高校で用いた教材やタスクをご紹介しつつお話したいと思います。

古賀 功(龍谷大学)

【プロフィール】

筑波大学大学院人文社会科学研究科博士課程修了。博士(言語学)。東海大学国際教育センター准教授を経て、現在は龍谷大学理工学部准教授。英語教育学を専門とし、主に動機づけ、会話意欲、有能感と不安、協働意識といった個人内要因の変動に関して研究している。著書には『日本人学習者に合った効果的英語教授法入門 EFL環境での英語習得の理論と実践』(明治図書、2015年共著)、『授業力アップのための英語教育学の基礎知識』(開拓者、2019年1章担当)と少数。

【講演概要】

Two important notions discussed in research on individual difference variables are: (1) motivation required for learners to make and sustain great efforts to successfully learn English they do not often use in their daily life, and (2) willingness to communicate (WTC) that enables learners to seek opportunities to volitionally initiate communication in English they almost always feel incompetent in both inside and outside of the classroom. In a practical context, we as teachers are highly expected to stimulate these two variables so that we can produce autonomous language learners and users. The question raised is “Can we really motivate students in class?” For instance, it is said that motivation (e.g., intrinsic and integrative motivation) and WTC are considered trait variables that are relatively rigid and fixed. If this is the case, we have only limited control over such variables. However, we should optimistically believe that we have unlimited control over what we do in class! In this presentation, rather than examining the two variables from theoretical viewpoints, I will attempt to focus on the results of prior and my own studies that help to consider effective teaching techniques to enhance motivation and WTC in class, with special attention paid to the following aspects: teacher’s motivational strategies and behaviours, feedback types based on attribution theory, use of group/pair work, and teaching English in English.

 

参加申込み

下記のフォームをご利用ください(12月7日より受付開始)
第48回KELESセミナー参加登録

 

お問合せ

事務局 大阪教育大学 橋本健一研究室内 kelesoffice@gmail.com
※お手数ですが@マークを半角文字に置き換えてください。

または次のお問い合わせフォームをご利用ください
事務局お問い合わせフォーム

 

訃報

英語教育学者として日本の英語教育・英語教育学の発展に多大なご貢献をされ、KELES初代会長をはじめ数多くの要職でご活躍された、京都教育大学名誉教授の齋藤榮二先生が令和元年9月末にご逝去されました。ここに慎んで心からの哀悼の意を表し、ご冥福を心よりお祈り申し上げます。

関西英語教育学会 第47回KELESセミナーご案内

日時:2019年12月7日(土)13:00-17:00(12:30受付開始)
会場:近畿大学東大阪キャンパス(38号館2階多目的利用室)

〒577-8502 大阪府東大阪市小若江3丁目4−1
最寄り駅は近鉄大阪線長瀬駅 もしくは 近鉄奈良線八戸ノ里駅 です。

近鉄八戸ノ里駅より、100円で近畿大学前まで直行バスが出ています。

資料代:会員 無料・非会員 1,000円(要事前登録)
事前登録:下記にて,事前参加登録をお願いします。

 

事前参加申し込みフォームはこちら

 

テーマ 「外国語学習者の言語情報処理の自動化プロセスをさぐる」

 

第1部 シンポジウム 13:10-14:50
『外国語学習者の外国語運用能力はいかに熟達化するか』
鳴海 智之(兵庫教育大学)『日本人英語学習者は文理解時にいかに言語情報を処理しているのか』
橋本 健一(大阪教育大学)『文構造親密度-文理解とのかかわりをさぐる』
島田 浩二(福井大学)『言語の学習・教育を支える認知神経基盤:機能的MRIによる検討』
濱田 真由(神戸大学)『言語産出における文法の役割-統語的プライミングと統語産出能力の発達-』

第2部 講演 15:00-16:10
『外国語学習者の言語情報処理の自動化をめぐって
       -基礎理論と授業実践のインターラクションー』
講師 横川 博一(神戸大学)

 


概要・講師紹介

講演

外国語学習者の言語情報処理の自動化をめぐって
       -基礎理論と授業実践のインターラクションー
講師  横川 博一(神戸大学)

【概要】

わたしたちはことばをどう獲得し,脳内でどう処理し,学習しているのでしょうか。このような課題を解明しようとする学問分野は「心理言語学」と呼ばれています。本講演では,私自身の試行錯誤の連続としての授業実践も踏まえ,最近の科研プロジェクトで取り組んできた外国語の獲得・処理・学習に関する心理言語学研究の成果のうち,「母音挿入は単語の記憶を妨げる?!」「単語の音声と意味の対連合学習はどう進むのか」「母語話者が得意なこと・外国語学習者が苦手なこと」「経験-くりかえし-による学習可能性」「文法操作力と発話理解の関係」などをテーマにご紹介しながら,心的プロセスの解明がどのような授業改善のヒントをもたらしてくれるか,さらには,これからの英語科教育実践の中で大切なことはなにかを考えてみたいと思います。

【講師プロフィール】

神戸大学・大学教育推進機構・教授。専門領域は,心理言語学・英語教育学。主な著書に,中学校検定教科書NEW CROWN English Series,高等学校検定教科書MY WAY English Series(以上,三省堂:共著),『外国語運用能力はいかに熟達化するか:言語情報処理の自動化プロセスを探る』(松柏社,共編著),『研究・教育のための第二言語データベース:日本人英語学習者の英単語親密度<文字編>, <音声編>』(くろしお出版,編著)などがある。

 

 

シンポジウム

日本人英語学習者は文理解時にいかに言語情報を処理しているのか
鳴海 智之(兵庫教育大学)

人間が文を読む際には、それに含まれている様々な言語情報(形態、統語、意味、文脈など)を手掛かりに、文構造を心内でリアルタイムにかつ無意識的に頭の中で組み立てて、内容を理解しています。しかし、私たち日本人が英語を読む際、日本語よりもスムーズに読んで理解することができないのはなぜでしょうか。この発表では、日本人英語学習者の文理解時におけるリアルタイムでの言語情報処理に焦点を当てて、学習者がいかに言語情報を活用しているのか、あるいは、どのような言語情報を活用することが困難であるのかなどについて、最近の心理言語学・神経脳科学実験の結果を紹介しながら考えていきます。

【講師プロフィール】神戸市外国語大学卒業。神戸大学大学院 国際文化学研究科 博士課程前期課程・後期課程修了。博士(学術)。2015年より現職。

文構造親密度-文理解とのかかわりをさぐる
橋本 健一(大阪教育大学)

文レベルの理解処理においては動詞が持つ情報、とりわけ文構造に関する知識を有していること、それらを自動的に使えることが流暢で正確な文理解のカギとなっています。外国語の理解においても、目標言語の動詞の文構造知識の形成、及びその適時の利用が文理解の成否を左右すると考えられますが、その知識がどのように身についていくのか、また身についた知識がどのように外国語文理解のパフォーマンスに影響を与えるかは未解決の課題と言えます。本発表では、日本人英語学習者にとっての英語の動詞の文構造親密度をデータベース化する試みと、そのデータの一部も用いて行われた文理解実験の結果から、上記の課題を検討してみたいと思います。

【講師プロフィール】クイーンズランド大学博士課程修了。近畿大学農学部講師を経て,2014年より大阪教育大学教育学部准教授。専門は第二言語・外国語における心理言語学と英語教育学。

言語の学習・教育を支える認知神経基盤:機能的MRIによる検討
島田 浩二(福井大学)

言語は、生物学的に進化した能力に基づく累積的な文化進化の産物として見なされ、ヒトの社会能力の中でも他者から学ぶことや他者へ教えることが文化進化にとって決定的な役割を担うとされる。特に、教えることの典型的な例として、ある世代の親たちが次世代の子どもたちに言語の知識やスキルを伝達することで、世代を超えた言語の文化的継承が達成されることに繋がる。本発表では、言語の教育を支える認知神経基盤に関する研究の一端を紹介し、言語の学習・教育の応用分野との連携による学際的発展の可能性について探っていく。

【講師プロフィール】生理学研究所心理生理学研究部門研究員、福井大学子どものこころの発達研究センター特命助教を経て、2019年より現職。専門領域は、認知心理学・認知神経科学。

言語産出における文法の役割-統語的プライミングと統語産出能力の発達-
濱田 真由(神戸大学)

円滑で効果的な発話を行うためには、語彙および文法の処理の自動化が不可欠ですが、日本人英語学習者を含む英語を外国語として学ぶ学習者は、文法の処理で負荷がかかり流暢なアウトプットにつながらないと指摘されています。しかし、外国語学習者の言語産出時の統語処理プロセス、およびそのプロセスがどのように学習されるのかについては、十分に明らかにされているとは言えません。
本発表では、第一言語および第二言語としての英語学習者を対象として、言語産出時の文法の役割について統語的プライミング効果の観点から検証を行った研究について紹介し、これらの言語処理時の認知メカニズムの解明を目的とした研究から得られた知見をどのように外国語教育に活かすことができるのか、考えていければと思っています。

【講師プロフィール】神戸大学国際コミュニケーションセンター助教。神戸大学大学院国際文化学研究科博士後期課程修了。博士(学術)。研究分野は心理言語学および英語教育学。

 

事前参加申し込みフォームはこちら

お問合せ

事務局 大阪教育大学 橋本 健一 kelesoffice@gmail.com
※お手数ですが@マークを半角文字に置き換えてください。

 

お見舞い申し上げます

このたびの台風19号による記録的な大雨や暴風により、東日本を中心とする広範囲にわたる地域で甚大な被害が生じました。

本学会の会員の皆様を含め、当該の地域で被災されました方々に謹んで心よりお見舞い申し上げます。

関西英語教育学会(KELES)
会長 里井 久輝

訃報

日本の英語教育の発展に多大なご貢献をされ、KELESにおきましてもセミナーへのご登壇やKELESジャーナルへのご寄稿(第3号)をいただきました、賢明女子学院中学校・高等学校の稲岡章代先生が令和元年9月5日にご逝去されました。ここに慎んで哀悼の意を表し、ご冥福を心よりお祈り申し上げます。

関西英語教育学会 第46回KELESセミナーご案内

日時:2019年10月6日(日)13:00-17:00(12:30受付開始)
会場:大阪府立大学 I-siteなんば

〒556-8503 大阪府大阪市浪速区敷津東2丁目1−41
南海なんば第1ビル2階・3階 (最寄り駅は大阪メトロ御堂筋線大国町駅 です)

資料代:会員 無料・非会員 1,000円(要事前登録)
事前登録:下記にて,事前参加登録をお願いします。

 

第46回KELESセミナー参加申込フォーム

テーマ 「英米文学と英語教育の接点」

【講師】

玉井 史絵(同志社大学)

『文学研究は英語教育にいかに貢献できるのか?』

安田 優 (関西外国語大学)

『 文学を用いた授業の可能性―物語性のある素材を用いて学生の知的興味と学習意欲を高める』

講師紹介・講演概要

玉井 史絵(同志社大学)

【プロフィール】

同志社大学グローバル・コミュニケーション学部教授

同志社大学文学部英文学科卒、文学修士(同志社大学)、MA in TESOL (Temple University), MA in Victorian Literature(University of Leeds)、PhD (University of Leeds)

研究分野:19世紀イギリス小説

主な論文:「文学の教材としての可能性」(藤岡克則他編『ことばとの対話――理論・記述・言語教育』英宝社2019年)、「作家の使命――共感をめぐるポリティクス」(松岡光治編『ディケンズとギッシング――底流をなすものと似て非なるもの』大阪教育図書2018年)、 “A Handkerchief or a Child?: Nicholas Nickleby and the Problem of Copyright” (『ディケンズ・フェロウシップ日本支部年報』2016年)など

主な訳書:ルーシー・ワースリー『イギリス風殺人事件の愉しみ方』(中島俊郎と共訳、NTT出版2015年)など

【講演概要】

実用的コミュニケーション能力の育成が強調される現在の英語教育において、文学や文学研究は不要もしくは非実用的なものとして、排除される傾向にある。しかし、文学研究は英語という「ことば」の教育を様々な側面から、より深く豊かにする可能性を秘めている。本発表では、文学研究が英語教育にいかに貢献できるのかを、言語的側面、文化理解的側面、人格陶冶的側面のそれぞれから実例を交えながら考察する。

安田 優(関西外国語大学)

【プロフィール】

関西外国語大学外国語学部准教授

同志社大学文学部英文学科卒、文学修士(同志社大学)

研究分野:20世紀イギリス小説

主な論文:「E. M. フォースターの科学的世界観の考察―短編「機械は止まる」を通して―」(文学と評論社編『文学とサイエンス― 英米文学の視点から』英潮社 2010年)、「文学・映像作品を用いた英語教育の可能性について」(『北陸大学紀要』第37号 2013年)、「総合的英語力向上を目的とする 動機付けのための一方策」(『北陸大学紀要』第40号 2016年)、「文学作品を活用した英語教育への提言」(『JACET関西紀要』第20号 2018年)、「短編を活用した英語発信力向上の試み―プロジェクト授業の一環として(吉村俊子他編『文学教材実践ハンドブック―英語教育を活性化する―』(英宝社 2013年)、『陽のあたる場所―名作映画完全セリフ集』(安田優・長岡亜生監修 スクリーンプレイ 2015年)など

【講演概要】

英語教育と文学に関しては、文学を用いた授業は受動的であり実践的英語と結びつかないというイメージや、「若者の活字離れ→文学嫌い→教材として不適」というイメージが広まっているように思えます。しかし、文学は本当に英語教育に資するところがないのでしょうか。今回は、学生が英語授業における文学の使用をどのように捉えているのかを契機として、文学作品(や物語性を持つ素材)を用いた授業展開の具体例と可能性、また、それらの素材が学生にもたらしうる効果などについてお話しできればと考えております。

 

第46回KELESセミナー参加申込フォーム

お問合せ

事務局 大阪教育大学 橋本 健一 kelesoffice@gmail.com
※お手数ですが@マークを半角文字に置き換えてください。

または次のお問い合わせフォームをご利用ください
事務局お問い合わせフォーム

第3回外国語学習ストラテジー研究国際学会

KELESが後援しております「SSU3(第3回外国語学習ストラテジー研究国際学会)」より、下記の通りEarly Bird登録についてのご案内をいただいております。こちらへのご参加もどうぞご検討ください。

**************************************
第3回外国語学習ストラテジー研究国際学会
(3rd International Conference on Situating Strategy Use; SSU3)
日程:2019年10月13日(日)~15日(火)
場所:大阪国際会議場(グランキューブ大阪)
大会ウェブサイト:http://ssu2019.org

「Early Bird 登録」の締め切りは8月15日(木)です。
KELES 会員のみなさんのご参加をお待ちしております。
http://ssu2019.org/category/registration/
**************************************

第45回全国英語教育学会 弘前研究大会

  • important dates
    • 研究発表申し込み(5月17日)
    • 予稿集原稿提出(6月14日)
    • 参加事前申し込み(7月5日)
  • これまでの大会に引き続き、今回の大会でも、以下の取り組みがなされます。公式サイトにてご確認いただき,ご活用下さい。
  1. 会場内に「託児コーナー」が設置されます。ご希望の方は公式サイトより申込下さい。
  2. 学生会員の交流の場の提供として,「大学生・大学院生フォーラム」が開催されます。
  3. 「学生会員の研究大会参加助成制度」が設置されました。詳しくは,こちらをご覧ください。

大会参加・弁当・懇親会・宿泊・託児コーナーのご案内はこちら

 

関西英語教育学会 KELES 第22回卒論・修論研究発表セミナー ご案内

日時:2019(平成31)年2月11日(月・祝)9:30~17:30
会場関西国際大学 尼崎キャンパス →  アクセス
〒661-0976 尼崎市潮江1丁目3番23号
内容:学部学生による卒業論文・大学院生による修士論文の研究発表(口頭発表またはポスター発表)
コメンテーター:主催・共催学会に所属する教員・研究者

関西英語教育学会では、大学英語教育学会(JACET)関西支部外国語教育メディア学会(LET)関西支部との共催で,本年度も下記の要領で「卒論・修論研究発表セミナー」を開催致します。お忙しい時期とは存じますが、多くのご発表ならびにご参加を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

スペシャル・トーク(15時50分〜17時10分)

講師:玉井 健 先生(神戸市外国語大学)
プロフィール

神戸市立高校で15年間教鞭をとる。SIT(米国)でMA、神戸大学で博士(学術)。現在、神戸市外国語大学国際関係学科および大学院英語教育学専攻教授。関心分野はリフレクティブ・プラクティスによる教師教育実践研究、リスニング指導法研究。

著書、論文:Use of epistemological lenses on the ambiguity of reflective practice: What is it to reflect on experience?, In K. Tamai, I. Nakamura & J. Trelfa (eds.) Current Issues and New Thoughts on Reflective Practice, (pp.23-50). Kobe City University of Foreign Studies Journal of Research Institute, 53. 『リフレクティブ・プラクティス入門』(共著,2019年刊行予定,ひつじ書房)、 『リフレクティブな英語教育をめざして』(共著,ひつじ書房)、『リスニング指導法としてのシャドーイングの効果に関する研究』(単著,風間書房)、『決定版英語シャドーイング』(共著,コスモピア)など。趣味は陶芸、テニス。


演題

英語教育における授業実践をどうとらえるか:人間科学的視点のもたらす方法論的ヒント

(Researching classroom practice: Epistemological hints from human science) 
概要

教室での実践にテーマを求めて始まった応用言語学は心理学的研究方法を取り入れることで第二言語習得研究を発展させ、その領域は学際的な広がりを見せています。一方で当初の「実践」をとらえる理論や研究方法については、そこへの関心がどこかに置き忘れられたかのように、個々の教師の能力開発論に終始しているように見えます。

近年質的研究方法の広まりによって段々と注目を浴び始めてはいますが、心理学的研究方法の呪縛は大きく、因果論的パラダイムに則って要素還元的に捉えることから中々離れられません。アクションリサーチとてその例外ではないのです。背景には、客観性を是とし「主観」を研究から排除してきた方法論的態度があると考えます。

実践研究を人間科学として位置づける時、「主観」は研究の本質的なものとしての様相を見せ始めます。本講演では「主観」がいかにして実践研究の本質となりえるのか、様々な理論的知見と実例を紹介しながら議論してみたいと思います。(講演言語未定)

 

参加費:会員、非会員とも 500円(当日、予稿集を配布)

プログラム内に,アフタヌーンティーを設定する予定です。発表者・コメンテーターや講師の先生方,参会者の皆さまとの気軽な交流の時間です。

上記の内容につきまして、変更や修正が生じた場合、本ページに掲載いたしますので、定期的に閲覧いただきますよう、お願い致します。

プログラムは こちら です。

研究発表募集

発表資格:学部生・院生(発表者は学会員である必要はありません
申込期間:2018年12月15日(土)〜2019年1月21日(月)まで【厳守】
発表分野:外国語教育,外国文学,言語学および関連分野
発表形式:口頭発表またはポスター・デモ発表(発表申込時に発表形式の希望をお尋ねしますが,発表者数によっては,口頭↔ポスター・デモ発表に変わっていただくこともございます)(発表形式についての詳細は,前回の様子をご覧下さい こちら
発表時間

<口頭発表>卒業論文25分(発表15分,コメント・質疑応答10分)・修士論文30分(発表20分,コメント・質疑応答10分)
<ポスター・デモ発表>卒業論文・修士論文とも掲示・質疑(コアタイム45分:15分×3セット)
使用言語
:日本語または英語
予稿集:発表者の方には,2019年1月28日(月)までに,予稿集原稿(A4用紙2ページ以内)をご提出いただきますのであらかじめご承知おき下さい。発表者の方にはテンプレートをお送りします。

テンプレートはダウンロードも可能です.→GMT22_template

予稿集の作成に当たり,サンプルを参照の上作成してください.→sample
発表申込方法:第22回卒修論セミナーホームページ【申込フォーム】より,必要事項(発表言語での論文タイトル・キーワード(3~5語)・日本語200字程度, 英語400 words程度の発表要旨を含む)を入力・送信してください。

第22回卒論・修論研究発表セミナー申込フォーム

第22回卒論・修論研究発表セミナーに関するお問い合わせは


お問合せ
事務局 大阪教育大学 橋本健一研究室内 kelesoffice@gmail.com
※お手数ですが@マークを半角文字に置き換えてください。

 

関西英語教育学会 第45回KELESセミナー ご案内

  • 日時:2018年12月23日(日・祝)13:00-17:00(12:30受付開始)
  • 会場:龍谷大学梅田キャンパス
  • 〒530-0001 大阪市北区梅田2-2-2
    ヒルトンプラザウエストオフィスタワー14階
  • 資料代:会員:無料   非会員:1000円
  • 申込:本ページ下部の参加申込フォームにて,事前参加登録をお願いします。

テーマ:英語学の知見を活かした授業実践

高橋 勝忠 先生(京都女子大学)

:「 英語学を学ぼう: 英語学習に役立つ概念と派生語の仕組みについて」

中川 右也 先生(鈴鹿高等学校)

:「英語学と英語教育の橋渡し ~語彙・構文・文法の実証研究からの示唆~」

講師紹介・講演概要

高橋 勝忠(京都女子大学)

【プロフィール】

大阪生まれ。立命館大学文学部卒業。甲南大学大学院人文科学研究科博士課程中退。文学(修士)。福岡大学人文学部助教授を経て、現在(2018年)京都女子大学文学部・文学研究科教授。京都女子大学文学研究科委員長。University of Essex(2003年-2004年)在外研究。専門は統語論、形態論、意味論。特に、生成文法、派生形態論、認知意味論。

著書:『英語学セミナー:思考鍛練のための言葉学』(松柏社、共著、2001)、『派生形態論』(英宝社、単著、2009年)、『英語学を学ぼう:英語学の知見を英語学習に活かす』(開拓社、単著、2017年)など。

趣味:ギター・ピアノの演奏と作曲、釣り、ウォーキング、カラオケなど。

【講演概要】

本講演では、最初に英語学の領域をいくつか紹介し、英語学習に役立つ意味概念や構造概念(e.g. new information vs. old information, telicity: boundedness vs. unboundedness, c-command, etc.)がどのように実際の英語学習に応用できるのかを解説します。具体的には、Yesterday, I bought a new dress.とI bought a new dress yesterday.におけるyesterdayの副詞の位置と意味の関係や、動詞の意味に基づくアスペクトの解釈と目的語の可算・不可算名詞や前置詞句の関係などについて解説します(e.g. John built the house in a week/*for a week. vs. John built houses *in a week/for a week. Mary ate chicken *in five minutes/for five minutes.)。

後半では、形態論の派生語形成に係わる条件や規則性を取り上げ、単語の習得に役立つ情報を紹介します。具体的には、IS A 条件(e.g. house boatとboat house)や右側主要部の規則によって派生語や複合語の意味や品詞が簡潔に捉えられることを解説します。また、複合語と句の違いや、派生語の仕組みとして、接辞の下位範疇化素性や階層性、語彙化、レベル順序づけの仮説、名詞範疇条件や形容詞範疇条件について派生語形成がどのようになされるかについて解説します。

中川右也(鈴鹿高等学校)

【プロフィール】

神戸市外国語大学大学院外国語学研究科修了。修士(英語学、英語教育学)。 鈴鹿高等学校教諭。専門は認知言語学、英語教育学、教育工学。外国語教育メディア学会中部支部運営委員・評議員、文部科学省認証英語教育推進リーダー、文部科学省中学校検定済教科書『COLUMBUS 21』編集委員。主な著書に『「なぜ」がわかる英文法』(ベレ出版)、『教室英文法の謎を探る』(開拓社)、『ジャズで学ぶ英語の発音』(コスモピア・共著)、『センター試験 英語 過去問題集 文法・語法頻出17項目の演習 TREND 17』(桐原書店・共著編)、『TOEIC®L&R TESTベーシックアプローチ』(三修社・共著)、英語学の知見を英語教育に応用する方法論について考察した主な論文に「二重目的語構文と与格構文をめぐって―構文指導における理論と実践」『CHART NETWORK』56、「A Study on the Effectiveness of Using Visual Images in Teaching Phrasal Verbs」『Journal of Teaching English』22、「“心的距離感”の概念を用いた仮定法表現の指導法―学習英文法への認知言語学の応用」『日本認知言語学会論文集』14などがある。

【講演概要】

高校英語で生徒がつまずく箇所には大きく分けて2つあります。中学で学んだ内容が高校では繋がらない箇所と規則がより複雑な箇所です。例えば、中学では過去形は過去の事柄を表すと教えられるものの、高校では現在や未来を表す仮定法表現を教えられます。これらの英語の不思議を解決してくれるのが「英語学(特に理論言語学)」です。英語学の知識があれば、英語教師は無味乾燥なルールをただ提示するだけでなく、なぜそのようになるのかを生徒に考えさせたりすることもできます。今回は、語彙、構文、文法を中心に英語学の知見をどのように援用し実践に繋げるのか、その方法論をこれまで行ってきた実証的検証も示しながらお話できればと考えております。そして近年、教育現場において導入されつつある、アクティブラーニング型授業の観点から帰納的学習法も紹介させていただきます。

 

資料はこちら

参加申込み、参加申込み後のキャンセル

下記のフォームをご利用ください(12月1日より受付開始)
第45回KELESセミナー参加登録/キャンセル フォーム

(「確認画面へ」のボタンを押すと表示される次のページの下部に申し込み内容が表示されますので、必ずその下にある「送信」ボタンを押して下さい。)

お問合せ

事務局 大阪教育大学 橋本健一研究室内 kelesoffice@gmail.com
※お手数ですが@マークを半角文字に置き換えてください。

または次のお問い合わせフォームをご利用ください
事務局お問い合わせフォーム

関西英語教育学会 第44回KELESセミナー ご案内

  • 日時:2018年11月2日()18:15-21:00(17:45受付開始)
  • 会場:大阪府立大学 I-Siteなんば
  • 〒556-0012 大阪府大阪市浪速区敷津東2丁目1−41 公立大学法人大阪府立大学 2F  C1
  • 資料代:会員:無料   非会員:1000円(ただし受付で学生証を提示された方は無料)
  • 申込:本ページ下部の参加申込フォームにて,事前参加登録をお願いします。

プログラム

テーマ:英語教育研究事始め:学部生・院生の学会参加への第一歩

18:15-18:20 開会のことば・主旨説明
18:20-19:25 「 研究の第一歩:記録に残すことから始めよう」
南 侑樹 先生(大阪府立槻の木高校)
19:35-20:40 「 My Career Teaching English and Researching on English Education」
泉谷 忠至 先生(近畿大学附属高等学校・中学校)
20:40-20:55 講師同士のセッション・フロアとのQ & A セッション
20:55-21:00 閉会のことば

講師紹介・講演概要

南侑樹(大阪府立槻の木高校)

【プロフィール】

大阪府立槻の木高校 教諭:京都教育大学卒業。京都教育大学大学院教育学研究科修了。現在,関西英語教育学会幹事。英語教育学(内省的実践をベースとした教育実践),応用言語学(第二言語語彙習得)に特に関心があります。主な論文として,修士論文を基にした『コロケーションの学習可能性: 関与負荷仮説による検討』(関西英語教育学会,2015年)などがあります。教員としては現在,2年担任,部活動で弦楽部主顧問,陸上部顧問を務めています。

 

 

【講演概要】

人間の記憶というものは実にあやふやなもので,記録に残さないと記憶は歪められてしまいます。ただ一見自分の研究には直接関係なさそうなことでも,記録に残しておくと,ある時ブレイクスルーを起こすことがあります。本トークでは,大学で研究を始めてから,大学院の研究,また現場での実践研究での学びを,苦労と実例を交え,紹介していきます。なお,紹介する実践の詳細については,11月16日,17日に開催される全英連滋賀大会の分科会(17日)で発表予定です。

 

  泉谷忠至(近畿大学附属高等学校・中学校)

【プロフィール】

近畿大学附属高等学校・中学校英語科教諭。奈良教育大学卒業。奈良教育大学大学院教育学研究科修了を経て、2016年より現職。奈良教育大学英語教育研究会事務局。日本の中高においての日本人英語教師による英語での英語授業について関心がある。主な論文として修士論文を基にした”Examining Japanese Teachers’ Use of L1 in English Classes : Frequency, Function and Reasons behind them”(共著, 奈良教育大学紀要, 2016年)や” Educating for Sustainability in Japan: Fostering resilient communities after the triple disaster”(分担執筆(共著), Routledge, 2016年)がある。

【講演概要】

These days, many new ideas are brought into English education in Japan, and English language teachers are expected to play various roles in school. I believe that students, teachers and researchers need to follow their own beliefs and be sensible about new ideas, taking into account what is important in the Japanese EFL context. In the presentation, I would like to talk about my days in graduate school and about my current practice and research.

参加申込み、参加申込み後のキャンセル

下記のフォームをご利用ください(10月6日より受付開始)
第44回KELESセミナー参加登録/キャンセル フォーム

(「確認画面へ」のボタンを押すと表示される次のページの下部に申し込み内容が表示されますので、必ずその下にある「送信」ボタンを押して下さい。)

お問合せ

事務局 大阪教育大学 橋本健一研究室内 kelesoffice@gmail.com
※お手数ですが@マークを半角文字に置き換えてください。

または次のお問い合わせフォームをご利用ください
事務局お問い合わせフォーム

お見舞い申し上げます

このたびの台風21号により、また北海道を中心として発生した地震により甚大な被害が生じました。本学会の会員の皆様を含め、当該地域で被災されました方々に謹んで心よりお見舞い申し上げます。

関西英語教育学会(KELES)
会長 里井 久輝