12月17日(日)に下記の要領にて第59回セミナーを開催いたします。ご参加、お待ちしております。
・日時:2023年12月17日(日)13:00〜17:00
・会場:龍谷大学梅田キャンパス研修室(https://www.ryukoku.ac.jp/
・参加費:会員 無料・非会員 1,000円
・参加方法:事前参加申し込みフォームはこちら
※当日参加も可能ですが、会員・非会員にかかわらず、できるだけ2日前(12月15日)までに参加申し込みをお願いします。非会員の方は、事前に参加申し込みをした上で、当日受付で参加費をお支払いください。
ご入会案内:入会手続きはこちら
ご入会手続きを完了いただきますと、セミナーへの会員としての参加、年度末の紀要・会員情報誌の発行等特典が多数ございますので、是非ご検討ください。
テーマ:「効果的な英語音声・スピーキング指導法」
講演1(13:10-14:40)
講師:中川 智皓先生(大阪公立大学)
題目:「スピーキング力向上のための即興型英語ディベート」
概要:本講演では、即興型英語ディベートを用いたスピーキング力向上に関する内容を紹介します。即興型英語ディベートとは、ある1つの論題が与えられ、肯定側チームと否定側チームに分かれ、一般聴衆であるジャッジを説得します。肯定側か否定側かは主催者によって決められ、ディベータ自身で選ぶことはできません。より説得力(議論の中身、説明の仕方など)があったチームが勝ちとなります。ディベートには様々な種類のものがありますが、本ディベートはパーラメンタリーディベートと呼ばれるパブリックスピーチ形式のディベートを元に、学校授業の50分で完結できるよう設計したものです。即興型英語ディベートでは、英語でのスピーキング力、論理的思考力、幅広い知識、プレゼンテーション力、コミュニケーション力など複数のスキルが効果的に育まれます。ここでは、コミュニケーション場のメカニズムデザインの観点、またゲームの特性に着目し、生徒のモチベーション向上も含めた理論的、実践的な取り組みを紹介します。
講師略歴:東京大学大学院工学系研究科産業機械工学専攻博士課程修了、博士(工学)。現在、大阪公立大学工学研究科機械工学分野 准教授。寝屋川市教育委員(兼任)。学生時代にディベートに出会い、東京大学英語ディベート部を設立。大学生英語ディベート世界大会にて日本新記録を樹立するなどが評価され、2006年に東京大学総長賞を受賞。その後、文科省事業や教育委員会との連携による公教育への即興型英語ディベートの推進活動に従事。2014年に一般社団法人パーラメンタリーディベート人財育成協会(PDA)を設立、代表理事。
講演2(14:50-16:20)
講師:靜 哲人先生(大東文化大学)
題目:「音声指導の心・技・体 〜音連続とリズム可視化のための英文マークアップの試み〜」
概要:英語は文字で見た時と音を聞いた時のイメージギャップが大きく、それが発音やリスニングの上達の妨げになっている側面があります。そこでMS-wordやPowerPoint上で可能な簡易なマークアップ(装飾)を文字に施してそのギャップを小さくする試みを紹介します。(MS-wordやPowerPointを用いるのは、普段の授業で手軽に生徒に投影してみせたり、配布プリントに使用することを想定しているためです。)教師によるマークアップ結果を提示することからはじめ、最終的には学習者にマークアップを試みさせることで、音連続とリズムに対する意識レベル・敏感さレベルの向上をねらいます。
講師略歴:東京外国語大学卒業後、都内の私立中学校・高等学校にて教員キャリアをスタート。現職を続けながらコロンビア大学ティーチャーズカレッジ(東京キャンパス)よりMA in TESOL. 福島工業高等専門学校、関西大学(在職中に英・レディング大学よりPh.D.)、埼玉大学を経て、現在、大東文化大学教授。英語授業の方法論とくに音声指導の方法を追求中。主著に『英語授業の大技・小技』『英語授業の心・技・体』(研究社)、『日本語ネイティブが苦手な英語の音とリズムの作り方がいちばんよくわかる発音の教科書』『(同)リスニングの教科書』『(同)単語の教科書』(テイエス企画)、Reading in More Action(金星堂 2024年度新刊)、Writing Accelerator(松柏社2024年度新刊)など。
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事務局 KELES事務局 平野 亜也子 kelesoffice@gmail.com
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