12月20日(日)に下記の要領にて第50回セミナーを開催いたします。ご参加、お待ちしております。12月19日(土)19時05分現在で事前参加申し込みをしてくださった皆様に、セミナー会場となるZoomの情報をお送りしています。登録時に入力されたメールアドレスをご確認ください。この後も参加申し込みはしていただけますが、お返事にはお時間がかかることがございます。ご了承くださいませ。
・日時:2020年12月20日(日)13:00-16:40予定
・開催形態:オンラインセミナー(Zoom利用)
・資料代:会員・非会員とも 無料
・参加方法:以下の参加申し込みフォームから事前参加申し込みをお願いします。12月19日(土)の夕方をめどに、それまでにお申し込みいただいていた方にZoomのリンク等の情報をお送りします。それ以降もお申し込みいただけますが、即時対応は難しくなりますことをご了承ください。
事前参加申し込みはこちら
テーマ 「英語のアウトプットにおける指導と評価を考える」
講師:小泉 利恵 先生(順天堂大学)「指導と関連づけた授業内スピーキング評価」
山西 博之 先生(中央大学)「ライティングの指導と評価:理論と実践の視点から」
プログラム(予定)
13:00 始めの挨拶・趣旨説明
13:10 講演①「指導と関連づけた授業内スピーキング評価」
小泉 利恵 先生(順天堂大学)
14:30 休憩
14:40 講演②「ライティングの指導と評価:理論と実践の視点から」
山西 博之 先生(中央大学)
16:00 評価について考えよう(ブレイクアウトセッション+全体シェアリング)
16:30 終わりの挨拶
講師略歴・講演概要
小泉 利恵 先生
順天堂大学医学部准教授。筑波大学大学院博士課程修了。栃木県那須郡小川町立小川中学校教諭、常磐大学国際学部専任講師を経て、現職。専門は英語教育学、特に言語評価・テスティング研究。スピーキングテストの適切な運用方法や、スピーキングに影響する要因などについて研究している。著書に『実例でわかる 英語テスト作成ガイド』(大修館書店、共著)『英語4技能テストの選び方と使い方―妥当性の観点から―』(アルク、単著)などがある。
指導と関連づけた授業内スピーキング評価
英語の「発表」と「やり取り」を意識しながら授業を組み立てる際に、指導と評価をどのように関連づけるかが重要になってきます。伸ばしたいスピーキング力を測るようなテストを指導の前と後に関連づけるにはどのような点に注意したらよいか、また、それを公立高校で実践した結果、テストの妥当性、信頼性、実用性はどうだったか、また生徒や教員の反応はどうだったかについての言語評価・テスティング研究について触れます。スピーキングのパフォーマンス評価では、タスクとルーブリックを用いて評価するという方向については理解が深まっていると思いますが、タスクやルーブリックの適切さ・採点者の一貫性などの評価結果の検証は限られているように思います。スピーキングテストの授業内での運用は、民間試験のスピーキングテストとは異なる形で、教育環境を考慮しながら柔軟に行うことが求められます。言語評価・テスティング研究での今までの知見を参照しながら、日本の学校環境で持続可能な形で行っていく方向を探りたいと思います。
山西 博之 先生
中央大学理工学部教授。慶應義塾大学文学部卒業。広島大学大学院教育学研究科修了。博士(教育学)。専門は第二言語ライティング研究。2020年、外国語教育メディア学会(LET)「学術賞」受賞。主な著書(編著)は『中・上級英語ライティング指導ガイド』(大修館書店, 2019)。大修館書店『英語教育』誌で「パフォーマンステスト初心者へのアドバイス【ライティング】」(2019年5月号)、「オンライン授業でマルチタスク化するライティング活動をどう支援するか」(2020年12月号)といった記事を執筆。
ライティングの指導と評価:理論と実践の視点から
日々、ライティングの指導と評価を行う中で、色々なことに悩んでいます。とりわけ今年度は、期せずして始まったオンラインでのライティング指導や評価について、ずいぶんと悩みました。今後も悩みは尽きませんが、理論・実践のバランスを考えながら、ライティング指導・評価を行っていくことになると思います。今回、せっかくの機会をいただきましたので、私が悩みつつも実践している(しようとしている)事柄を、ご参加の先生方とともに考えていくことができればと思っています。具体的には、①なぜ指導・評価するのか、②どのように指導・評価するか、③何を指導・評価するのか、という観点やその順序について、オンラインでのライティング指導のことも視野に入れつつ、お話ししたいと考えています。
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事務局 大阪教育大学 橋本健一研究室内 kelesoffice@gmail.com
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