- 日時:2015年12月20日(日)13:00-17:00(12:30受付開始)
- 会場:龍谷大学大阪梅田キャンパス
〒530-0001 大阪市北区梅田2-2-2 ヒルトンプラザウエストオフィスタワー14階 - 資料代:会員 無料・非会員 1,000円(要事前登録)
本学会ウェブサイトの参加申込フォームにて,事前参加登録をお願いします。(11月2日より受付開始)
プログラム
テーマ:語彙学習方略:理論と実践
12:50-13:00 開会のことば・主旨説明
13:00-14:20 「語彙学習方略研究の動向と展望」
水本 篤 先生(関西大学)
14:40-16:00 「接辞を用いた語彙指導の理論と実践」
森田 光宏 先生(広島大学)
16:00-16:20 フロアとのQ & A セッション
16:20-16:30 閉会のことば
講師紹介・講演概要
水本 篤(関西大学・准教授)
【プロフィール】水本篤(博士・外国語教育学)
関西大学外国語外国語学部・外国語教育学研究科准教授
専門は語彙学習方略,言語テスティング,コーパスの教育利用。
主な著作は『外国語教育研究ハンドブック』(2012, 松柏社, 共編著),『Exploring the art of vocabulary learning strategies: A closer look at Japanese EFL university students』(2010, 金星堂)。
これまでに,学習方略,自己調整学習,Data-driven learning(DDL),量的研究手法に関する論文が,Applied Linguistics, ReCALL, Language Teaching Research, Reading in a Foreign Language, RELC Journal などのジャーナルに掲載されている。
2014年,全国英語教育学会(JASELE)学術奨励賞受賞。
website: http://mizumot.com/
【講演概要】
学習方略(learning strategies)は外国語教育研究では1975年ごろに研究が始まり,過去40年にわたって研究が進められてきました。ともすれば,指導者側のみの観点や,認知的なメカニズムに焦点を当てることが多い外国語教育研究の中で,学習方略は学習者の視座に立った,非常に実践に近い研究分野であるといえます。
方略の使用は,学習スタイル,動機づけなどの個人差要因だけではなく,学習環境やタスクの種類などの外的な要因にも影響を受けることが知られているため,本講演では,そのような要因も考慮に入れ,これまでに何度か変遷を遂げてきた方略の定義の説明をはじめに行います。次に,語彙学習方略の種類や分類,そして語彙学習方略指導について,これまでの研究で明らかになっていることの紹介を行い,今回のセミナーのテーマである「語彙学習方略:理論と実践」に合った形で,語彙学習方略研究の動向と展望をお話ししたいと思います。
森田 光宏(広島大学・准教授)
【プロフィール】森田光宏(博士・学術)
広島大学外国語教育研究センター准教授
専門は第二言語習得。特に第二言語の心的辞書に興味があり,単語認知,派生語処理,定形表現の処理を中心に研究を行っている。また,研究の知見を英語教育に活かすべく,語彙習得理論や語彙指導の研究も行っている。
平成27年度全国英語教育学会・小学校英語教育学会第1回英語教育セミナー「英語の語彙指導:その理論と教室内での実践方法」において講師を務める。
【講演概要】
語彙学習方略は多岐にわたり,その一つ一つが学習者の語彙習得の大きな助けになります。しかしながら,接辞を用いた語彙方略は,その重要性を指摘されつつも,語彙指導に組み込まれることがほとんどない方略の一つです。一方で,英語を第一言語とする学習者を対象とする研究では,形態論的気づき(Morphological Awareness)の伸長が言語の理解や読解に重要な役割を担っていることが明らかになり,その気づきの伸長を促す指導が行われてきています。
本講演では,まず,第一言語及び第二言語としての英語学習者を対象とした接辞に関する研究を概観し,これまでに明らかになっていることをまとめます。次に,接辞を用いた語彙方略の伸長を目指した実践を紹介し,会場の皆さんと一緒により効果的な実践へのヒントを探りたいと思います。
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